2022年12月22日木曜日

446~455 ローダン

  目がピラミッドに隠されたのは、目がエジプト人に働きかけたためだった。

 ローダンは、ラルドに指令室に乗り物に隠された物の搬入を命じられた。ローダンは命令を果たした。搬入された物はロボットのライレだった。ラルドはライレだった。

 ライレはルーワー人に左目を奪われ、物質の泉の向こう側に行けなくなった。目を捜索するためバルディオクの船に隠れたが、招聘され平原に向かったバルディオクは裏切りがばれて処罰され戻らなかった。ライレは船が見つからないよう場所を移動させ、銀河住民のウィンガー人に神と信じさせ、目を探させていた。バルディオクは招聘される前に、自身の手下にするために近くの惑星に住むアンスク人を船に連れてきて知性をつける実験を始めていた。アンスク人はライレの気づかぬうちに知恵をつけ、指令室の支配をライレから奪ったのだ。

 ルーワー人は、大群の建設に関わった種族だが、他の建設に従事した種族は退化し、ルーワー人も物質の泉の向こう側にいるものによって退化させられると考え、先制攻撃のため物資の泉の向こう側に行くための鍵となる目を奪ったのだ。しかし、その鍵に合う物質の泉は特定のものに限られ、それを探し出せずにいた。探し出すまでの間に奪われないように当時まだ生命が誕生していない地球に隠したのだった。

 ルーワー人の物質の泉を捜索していたパンカ・スクリンは物質の泉は発見したが、目の補助装置が存在する強者の城が見つからなかった。パンカは未知のロボット船に捕まり連れて行かれた先が、強者の一人ムルコンの城だった。城に招待されて住み着いたツァフール人が、城の主人だと考えて連れてきたのだった。ツァフール人は人口過剰で近くの惑星に移住したがっていたが、宇宙船に乗っても城に戻ってくるだけで城から離れられず、ロボット船に乗り込んで離れることも失敗していた。パンカは城を調査しようとするが、ツァール人は複数のグループが対立しており、自身が優位に立つため、パンカを独占しようとし、調査を妨げられた。

 パン・タ・ウラの平和を保つため、昆虫種族のアンスク人の母星から若い後継者候補の女王に来てもらった。女王の出すオーラはすべての生物に作用し、平和が保たれた。

 ライレは、転送機を船の外郭につけ、転送機を離れた宇宙船から操作して、通常空間とハイパー空間の隙間に置いた。ライレは、バジスに乗って、目の捜索に同行することになった。プロンドフェアは、ウィンガー人が徐々に神の支配から脱し独立できように自分の世界に留まることにしたが、デメテルはダントンに同行しようとバジスに戻った。

 ソルは、ソル生まれのソラナーに引き渡され、いずこかに去った。

 パンカの後を継いだクプは、目を発見したとの報告を受けた場所に向かい、火星にいる同族に連絡をつける前に、保安担当責任者のテケナーに止められた。

2022年12月12日月曜日

436~445 ローダン

  バジスは目標銀河に到着した。銀河の住人プロンドフェアは神に招聘された。招聘された者のその後の消息は秘密にされていた。

 バジスはパン・タ・ウラがあるとされる宙域の惑星に小型艇を派遣したが、攻撃を受けた。近くにいたソルに救出されたが、ハイタワスとデメテルは行方不明になった。

 プロンドフェアは秘密を探ろうとしたが拘束され、転送機で未知の場所に送られた。ハイタワスとデメテルも一緒に転送され、デメテルは自身も神に招聘された者だったことを思い出した。招聘された者は目を捜索するために宇宙船で派遣されたのだった。

 ハイタワス達が送られた場所は、ラルドに支配されており、巨大な宇宙ステーションと推測された。

 ルーワー人は、隠していた大事な物を取り出すため地球に向かった。その物は現在、ピラミッドの中にあった。取り出しに失敗し、ティフラーはピラミッドに秘密があることを知り、調査隊を送った。調査隊が未知の物体を取り出す前にミュータントのマルゴルが横取りした。

 ハイタワス達はラルドからラルドの支配が及んでいない地域の偵察を命じられた。その地域には、雑多な植物と生物が生息していた。その生物に拘束された場所で、同じく捕まったカリブソに会った。カリブソは、パン・タ・ウラを探し出し、中に入り込んでいたのだった。パン・タ・ウラは隠した場所から移動され、一部を通常空間に残りはハイパー空間にあった。カリブソは、一行を搭載艇に導き、搭載艇で脱出した。搭載艇はソルに収容された。

 ローダンは、絶滅した種族に成りすまし、目の捜索から帰還したように見せかけた。

 ローダンらはラルドのもとに送られ、ラルドの勢力が及ばない地域の制圧を命じられた。

 マルゴルが横取りしたのは物質の泉に至る鍵となる目だった。ルーワーは物質の泉を発見したので、隠していた目を取り戻そうとしていた。マルゴルはその目を使ってハイパー空間に出入りできることを発見した。

2022年12月1日木曜日

426~435 ローダン

  バルディオクは、眠っており夢の中で勢力を拡張していた。ローダンが、バルディオクを目覚めさせると、小陛下と黒い宇宙船の異人への指示は止まった。

 アトランは、ローダンを見つけた。ローダンは、ソルでバルディオクの脳をテルムの女帝の惑星に運び、テルムの女帝は脳と統合した。

 バルディオクは隠した船の位置をローダンに教えた。船の名前はパン・タ・ウラだった。

 地球が太陽系に戻り、新人類は地球に移住した。植民地と懲罰惑星からも人が流入した。ティフラーは選挙で主席に選ばれた。

 ヴァンネと光の守護者のテングリ・レトスは、”それ”からパン・タ・ウラを探すための遠征艦を出すよう伝えられた。

 月の地下では、アフリー時代に開始された計画を変更して大艦船の建造が進められていた。船はバジスと名付けられ、パン・タ・ウラ捜索に使われることになった。隊長は選挙で選ばれた主席科学担当のペイン・ハミラーだった。船には、クレタ島の神殿地下に眠っていたデメテルも乗っていた。デメテルは目覚めた時に記憶を失っていたが、パン・タ・ウラと何らかの関連があると考えられた。ロワ・ダントンは同行しない予定だったが、艦船で追いかけて、バジスに乗り込んだ。

 テングリ・レトスは別行動をとった。

2022年10月30日日曜日

421~425 ローダン

  アトランは、ローダンが立ち寄った形跡を示す惑星を見つけたが、ブルロクとローダンは、既に去っていた。エルンストは、”それ”によって再びコンセプトの肉体を与えられた。

 ラール人の指揮官は、ブラックホールに飛び込むのをためらい、部下が反乱を起こした。指揮官は、単身搭載艇で旗艦を脱出し、新指揮官は、全艦隊をブラックホールに突入させた。

 艦隊は、ブラックホール内の閉じた銀河に達した後、通路が消滅して、閉じ込められた。

 オリンプの皇帝は惑星地下に異人が侵入したとの通報を受け、オリンプに戻った。

 ラール人旧指導者は、エネルギーが尽きて放置された艦隊内にいた。修理と略奪のため立ち寄った小宇宙船を奪い、オリンプを目指した。途中、故障して動けなくなったため、救援を呼び掛け、銀河諸種族同盟の宇宙船に救助されたが、殺されそうになり、乗員に助けられて脱出し、オリンプの皇帝を援助するため来ていたテケナーの宇宙船に救助された。

 オリンプの惑星に侵入していたのは、分子変形能力者だった。オリンプに立ち寄った新人類の宇宙船の乗員に化け、新帝国の要人に成りすます計画だったが、皇帝にしてやられ、計画を放棄して立ち去った。

 ラール人は超重族の要塞がある、土星の衛星に行き、要塞の指令室を爆破することを請け負った。爆破は成功し、超重属は、すべての艦隊を本来の種族の惑星に向けて、立ち去った。

 ”それ”は、地球の現在の恒星と、地球の元の位置にある恒星をブラックホール化して、その両者を結ぶ通路を通して、地球を元の太陽系に戻した。コンセプトは、分割した惑星(エデンⅡ)に乗って宇宙の旅に出た。

 ローダンは、バルディオクがいる惑星についた。ブルロクがバルディオクについて語った。バルディオクは七人の強者の一人として大群の建設に携わった。バルディオクは自分一人の支配領域を持とうと考え、邪魔になる勢力を排するため、大群の働きを変え、監視者の殲滅スーツを盗んで隠した。監視者は仲間の七人の一人でカリブソと名乗り時間の井戸を使って、監視することになっていた。バルディオクは仲間を裏切った罰として肉体を奪われ、脳だけの存在になった。その脳から取られた一部が小陛下だった。

2022年10月25日火曜日

416~420 ローダン

  分子変形能力者が、地球と月に情報収集のために潜入した。ハイヌは、正体に気づいたが、敵とは考えずに見逃しただけでなく、危機を救ったので、分子変形能力者はハイヌに感謝し、地球が存在する銀河から立ち去った。

 アダムスは、アフィリカーと共にコンセプトとなって地球に現れた。アフィリカーとの戦いでアフィリカーは死に、アダムス単独で肉体を支配することになった。

 ヴァンネは、”それ”につれ戻されそうになったが、抵抗し最終的に、他の六人の精神を宿したまま、ブロックホール化計画基地に残れることになった。アダムスも同様に地球に残った。

 テケナーは、クリスタルに解決方法を尋ね、近くの惑星に住む平和的な種族の存在を知った。彼らの放射をクリスタルが吸収して、ハルト人に放射することで、ハルト人は平和的になった。ハルト人は銀河諸種族と共にラール人と戦うことを承諾した。テケナーは故郷銀河に戻る途中で、細胞活性装置を破壊する放射が消えたことを知った。

 ティフラーは、ブラックホール化計画が進められている現場に向かった。ケロスカーはブラックホール化により転送効果が生じたことを確かめるために、自らブラックホールに飛び込み、女帝のところにいるケロスカーのもとに向かった。ラール人には、公会議銀河に向かうと思わせた。ヴァンネも同行するとラール人には思わせたが、ティフラーがタコの力を借りて、直前にテレポートで連れ出した。

 ”それ”は、コンセプトに指示して、地球の隣の惑星の原住民を他の惑星に移住させ、惑星を赤道で上下に分割し、片方にコンセプトをのせ、宇宙を航行させようとしていた。コンセプトは、最終的に一つに統合され、”それ”と同様の存在になるはずだった。分割が完了したときに月の人工頭脳は全面的に活動し、地球の状態が元に戻り始めた。

 アトランは、クリスタルの放射に導かれて、ローダンを探していた。半年後、放棄されたバルディオクの基地がある惑星で、ローダンの痕跡を見つけた。

 

 

2022年10月21日金曜日

411~415 ローダン

  ローダンは、重力惑星から脱出し、ソルで星系を離れたが、三人の乗員は救出できなかった。脱出の際、重力惑星の機器が破壊された

 月の基地にコンセプトのグルケルが現れ、建設中の宇宙船を隣接惑星に運ぼうとした。ブル、ダントン、ワリンジャーは、それを阻止しようとした。月に何者かがいるのを知った黒い宇宙船が月に向かったが、最初の一隻が到着し戦闘が始まろうとしたとき、月の人工頭脳が防御バリアを張り、残りの宇宙船は月に侵入できなくなった。ブルは月に侵入した異人と休戦した。グルケルは姿を消した。

 テケナーは、ハルト人宇宙船とラール人宇宙船の戦闘に居合わせ、破壊された宇宙船から投げ出されたハルト人を救出した。ハルト人は、暴れまくって宇宙船を航行不能にしたので、テケナーは、無事だったハルト船に救出され、ハルト人の住む惑星に向かった。ハルト人はマゼラン星雲内の惑星にいた。惑星には、大型のハルト人がおり、普通のハルト人より凶暴だったが、その凶暴性が増しており、普通のハルト人も凶暴化していた。もともと大型のハルト人は祖先の持つ凶暴性が強く、その存在を秘密にしてきたが、凶暴性が増した原因は、惑星に自生しているクリスタルの森から発する放射線にあるようだった。

 ラール人の宇宙船にエネルギーを供給してきた公会議の種族が撤退し、ラール人はエネルギー問題を解決できずにいた。ティフラーは、銀河諸種族同盟と協力し、組織的にラール人に対抗するため、エラートに同盟のリーダーを探して、連絡をつけることを依頼した。エラートはリーダーのスセルプを見つけ、迎えに行った。スセルプは無人惑星に潜んでいたが、惑星に未知の基地があるのを知り、その基地にいた。エラートは基地の転送機に衝動的に飛び込み、精神だけ地球に運ばれたが、地球で危険を感じ宇宙に逃れた。基地の駐在人は、転送機で姿を消し、基地は自爆した。

 スセルプは、すぐにティフラーのもとに向かわず、ラール人がブラックホール化計画を進めている場所に向かった。ヴァンネは、スセルプに連絡をとり、オリンプの皇帝をティフラーの元に運ぶように依頼した。

 ローダンは、重力惑星に向かい三人の乗員を救出しようとした。重力惑星は重力の状態がおかしくなり、バルディオクの配下が、黒い宇宙船に救出を依頼していたが、果たせず、配下はローダンに救出を依頼してきた。ローダンは、救出と引き換えに、地球から小陛下と黒い宇宙船が撤退することと、三人の乗員の引き渡しを求めた。条件は受け入れられ、ローダンは、配下を包む球をソルに乗船させた。球の中では、それまでの配下よりも強力な配下ブルロクが生まれ、ソルの乗員の意思を支配した。そこに、テルムの女帝の親衛隊が現れた。ローダンが女帝から受け取っていたクリスタルが呼んだのだった。ローダンは、自身が球の中に入って、ソルから離れることを提案し、提案は受け入れられて、ローダンを入れた球は姿を消した。

2022年10月14日金曜日

401~410 ローダン

  ローダンはテルムの女帝がいる惑星に到着した。女帝から地球の位置を教えられ、女帝の惑星を出発するための条件も果たし、地球に向かった。ケロスカーは、女帝の惑星に定住することにし、自身の計算機と共にソルを去った。

 アラスカ達が黒い宇宙船に連れ去られようとしているところに、ソルが現れ、アラスカ達を救出した。ローダンは、地球の小陛下(バルディオクが設置した惑星住民を支配するためのもの)を破壊した。しかし、その後新たに小陛下が設置された。

 地球の人類の精神は”それ”が内部に吸収し、肉体はハイパー空間に保管していた。それは、一つの肉体に七人の人格を宿らせて実体化させた。その人間をコンセプトと名付けた。コンセプトのヴァンネはオリンプに現れ、ラール人の反政府団体の宇宙船で、オリンプの皇帝と共にティフラーの元に向かった。ミュータントのエラートは銀河に帰還し、別の人格と共に一人の肉体に宿り、ティフラーの元に現れた。

 ケロスカーは、新たに銀河にブラックホールを作り、それに公会議が利用していた通路と同じ機能をもたせる計画をたてた。ラール人は計画に着手し、ヴァンネは、ケロスカーの協力者とラール人に思わせた。ブラックホール化は予定より大幅に早期に完了することになった。

 ローダンは、次々に小陛下が設置された惑星に赴き小陛下を破壊していった。バルディオクは罠を仕掛け、既に支配下に置いている惑星にローダンをおびき出した。その惑星の住民は重力を操作する能力を有していた。


2022年10月5日水曜日

391~400 ローダン

  ローダンは、テルムの女帝と連絡が取れる惑星を訪問した。しかし、連絡センターはバルディオクのスパイに占拠され、自爆スィッチがはいり、わずかな時間しか残されていなかった。女帝は一方的に、事故にあった調査船モジュールから情報保管庫コンプを取り出すことを依頼してきた。ローダンは、更に情報を得るため、別の連絡センターがある惑星に向かった。そこで、女帝の依頼の達成と引き換えにコンプに存在する地球の位置情報を教えてもらう約束を得た。

 アラスカは、精神を支配する放射線を遮断する装置の実験中、逆に精神を支配され、自ら黒い宇宙船に赴き、尋問を受けた。それによって、黒い宇宙船の異人は、バルディオクに支配されており、地球人も同様に支配されようとしていることがわかった。アラスカは、マスクをはずしカピンの断片で生じた混乱によって、逃走した。黒い異人は、残された人類によって、行方不明の人類の手掛かりがつかめると思い、あえて、逃走を許した。

 モジュールは、バルディオクの罠にかかり航行不能になっていた。ローダンはモジュールの研究者の手引きにより、コンプをソルに積み込んだ。コンプは、クリスタル状の繊維のかたまりで、ソルの人工頭脳を支配下に置き、ソルを乗っ取ろうとしたが、ローダンの抵抗により、失敗した。次に女帝の親衛隊と名乗る異人の宇宙船団が現れ、異人の惑星に着陸させられ、コンプが惑星に降ろされた。惑星を去るように求められたが、地球の座標を教えるまで退去しないと拒絶した。女帝は座標を連絡してきたが、それは、地球の座標ではなく、女帝がいる惑星の座標だった。女帝は、コンプのようにクリスタルの繊維状のものが集まったものだった。

 ラール人は、細胞活性化装置を破壊する放射線を開発し、装置の爆発の位置を知ることで人類の隠れ家を知ろうと考えた。銀河内には、エルトルス人三名が装置を保持しており、一人の装置を奪い実験により破壊した。残りのエルトルス人は、仲間に危険を知らせようとしたが、一人は避難先の住民に殺されており、装置を回収して銀河外に逃走した。途中、乗船員に一人惑星に置きざれにされた。ティフラーは装置保持者テケラーを守るため、偽の任務で銀河外に避難させようとした。事情を知ったとき、銀河に戻らずローダンに警告を与えるため銀河外に留まるよう説得させるために、異種族心理学者であるテケラーの恋人のジェニファーを同行させた。途中、事情を知ったテケラーは乗員を危険に合わせないように最寄りの惑星に乗員を下すことにした。その惑星で偶然エルトルス人に会い、テケラーとジェニファー、エルトルス人の三人で銀河外に飛行することにした。船中でエルトルス人がジェニファーに暴力で怪我をさせたので、テケラーはエルトルス人を搭載艇に乗せて追い出し、エルトルス人が持っていた余分の細胞活性化装置で、ジェニファーが怪我で死ぬのを救った。エルトルス人は銀河に戻りラール人に情報提供の代わりに救助を求めようとしたが、ラール人の罠に掛かって装置が爆発して死んだ。銀河内の未発見の装置4個も爆発したが、ティフラーは助かった。銀河中枢部の惑星の地中深くにおり、そこまで放射線が届かなかった。

 アラスカは、放射線の影響が強まってきたので、使える宇宙船を探し出し、少数の仲間と共に地球を脱出し近くの生存可能な惑星に潜み、地球を監視することにした。

 

 

 

2022年9月28日水曜日

381~390 ローダン

  アトランが人造人間を使ってラール人の裏をかく作戦が、人造人間の持つ欠陥により失敗した。ローダンがその場に居合わせたことから、ローダンの関与を疑ったアトランは、ローダンを銀河中枢部にある新国家に連行した。ローダンは、新国家に来た機会を利用して、新人類に自身の政策の支持を訴えたが、支持するものは少数だった。そのため、ローダンは地球に戻ることにした。ローダンに対する疑いがはれ、アトランも同行することにした。

 イホ・トロトは、細胞活性化装置を探しに出かけ、女宇宙海賊が所有していた装置を見つけ自身のものとした。ローダンは、地球を去る時に、ダントン、アラスカ、バルトン・ウィトの三人に装置を渡していた。オヴァロンに渡した装置は、渡した直後に壊れていた。

 ローダンは、ブル、ダントンのもとに帰り、共に地球を探す旅に出た。途中で、異人の宇宙船の集団に包囲され、惑星に強制着陸させられた。敵対する勢力のスパイと疑われたのだった。惑星を支配する種族はテルムの女帝の支配下にあった。スパイの疑いが晴れたローダンは、テルムの女帝と話すことを求めた。願いは聞き入れられ、指名された八名が女帝と対話できる惑星の訪問を許された。

 アラスカは、地球で少数の人類と出会っていた。地球に黒い宇宙船が現れ、謎の物体が設置された。その物体からは、精神に作用する放射線が出ていた。

2022年9月19日月曜日

371~380 ローダン

 アトランは、偽マルコ・ポーロを破壊した。ハルト人は拘束を脱し、一人は戦死し、一人はアトランに救出された。

 ローダンは、救出した異人の仲間11名も救出し、12名を宇宙船ソルに乗せて、ブラックホールを抜け通常宇宙に出た。異人12名が一か所に集まったことにより、ブラックホールに過剰なエネルギーが流れ込み、ブラックホールを抜ける通路が崩壊し、公会議の中枢種族は閉じ込められ孤立した。異人12名は小さいブラックホールを作り、その中を通って姿を消した。アラスカもブラックホールに入ったが、一人だけ時間の井戸に出た。時間の井戸を管理していたのは、殲滅スーツの所有者で、アラスカはスーツを返還した。再び時間の井戸を通り、地球に出た。地球に人類の姿はなかった。

 故郷銀河に戻ったローダンは、アトランに会った。ローダンは自身の計画への援助を求めたが、アトランは、今までの方針を続けることにし、援助を断った。

 ローダンは、ケロスカーに公会議をつぶす計画の策定を頼み、その計画を公会議のための計画と偽ってラール人に示すことにした。アトランを通さずに銀河の諸種族に協力を求めようとしたが、アトランの妨害にあった。

 地球はエネルギー流に飲み込まれ、大規模避難計画は失敗し、多数の人類が地球に残っていた。ブルは宇宙船で少数の免疫保持者と共に、地球を脱出し、植民惑星オヴァロンに避難していた。ブルは、帰還したローダンに連絡できるように、恒星からSOSのモールス信号になる放射が出るようにした。

 地球がエネルギー流に飲み込まれてから4か月後に少数の人類が、意識を取り戻した。アラスカは、その少数の人間と合流した。テルムの女帝の調査船の一員で母船からはぐれた異人一名も仲間に加わった。

2022年9月15日木曜日

361~370 ローダン

  ローダンは、ブラックホールの中に飛び込んだ。エネルギー流に押し出された先に、恒星と惑星が存在していた。居住惑星を偵察したグッキーは拘束されている異人を救出した。異人から公会議の成り立ちを教えられ、その助けによりブラックホールから出て通常宇宙に戻る手立てを手に入れた。

 アトランは、銀河諸種族の会議を開き協力して公会議に対抗する協定を結んだ。会議に出席した各種族の代表を人類の隠れ家に招待した。ラール人は、偽ローダンを仕立て、本物と信じた相手から人類の隠れ場の位置を突き止めようとした。ハルト人とその案内人は偽ローダンを本物と信じてその宇宙船に乗り込んだが、案内人は不審を感じ、偽装した惑星に案内した。ラール人は偽装に気づかず攻撃を加えた。

 地球は、メールストロームのエネルギー流に飲み込まれようとしていた。疎開するか地球に留まり危機を乗り越えようとするか、対立が起きた。地球に留まる考えの指導者が地球の代表の地位に就いた。新権力者が免疫保持者の基地の場所を突き止め攻撃した。ほとんどの者が植民惑星に逃れたが、ブルら少数グループは地球にとどまった。アイアイサンド神父はアフィリカーを組織して免疫保持者を援助した。

2022年8月7日日曜日

351~360 アフィリー2

  ロワ・ダントンは、地球に残って免疫保持者のグループのリーダーになった。ローダンが追放されてから40年たち、免疫保持者に対する迫害がひどくなり、ダントンは、グループを率いてレムール人の海底基地に逃げた。ブルは細胞活性装置が正常に働くようになり、感情を取り戻し、ダントンに合流した。ダントンは細胞活性装置保持者になっていた。

 ローダンは、追放されてから38年後に太陽系がある銀河の位置をつかんだ。銀河に向かう前に補給に立ち寄った惑星で、原因不明の事情で足止めされた。宇宙船ソルは球型艦二隻を有しておりそのうちの一隻ソル2は単独で、銀河を目指した。足止めされた銀河は公会議の7銀河のうちの一つで住民のケロスカーは思索能力が高く、公会議の侵攻計画の立案者だった。アラスカは細胞活性装置保持者になった。

 ケロスカーの銀河はブラックホールに飲み込まれようとしており、ケロスカーはラール人に秘密に開発した装置をソルに乗せて脱出しようとした。ローダンは装置とその操作者をソルに乗せた。装置はソルの人工頭脳セネカと融合した。

 アトランは、銀河中枢に避難したテラナーが惑星ガイアに建設した新アインシュタイン帝国を率いていた。アトランとラール人の間は互いに攻撃しあわない小康状態にあった。40年たち、アトランは、銀河中枢の隠れ場から出て、積極行動をとろうとした。

 第一へトランのレティクロンは、自分の思い通りにならず土星に引きこもっていたため、ラール人は、同じ超重族のマイルパンサーを新たな第一へトランにした。

 アトランは、カピンのオヴァロンに助けを求めることにした。

2022年7月20日水曜日

336~350 七銀河同盟3、アフィリー

  ローダンは、地球と月を恒星転送機で送り出したが、受け入れ部で実体化せず、未知の場所に実体化した。そこは銀河と銀河が衝突してできた高エネルギーの場所だった。

 異星人の助けを受け、近くの恒星を廻る軌道に地球と月を乗せることができた(3460年)。

 その恒星の放射により人類は感情のない生物に変化した。

 ブリーもその変化を受け、変化しなかったローダンらを新たに建設していた宇宙船に乗せ、地球から追放した(3540年)。

 

2022年6月19日日曜日

329~335 七銀河同盟2

  抵抗グループのリーダーがローダンに協力を求めてきた。リーダーは抵抗拠点がある暗黒星雲内の惑星に案内した。そこには特別な能力がある種族の道案内がなければたどり着けない。

 アトランが生きていることが世間に知られた。中央プラズマは地球人の科学者が発明した装置をポスビ船に装着しラール人の宇宙船を破壊したが、すぐに逆襲され攻撃は失敗した。

 ラール人は新装置と発明者の引き渡しをローダンに求め、従わない場合は太陽系を破壊すると脅した。太陽の爆破スイッチが妻のオラーナの体内に仕込まれていることがわかり、太陽の代わりに別の恒星を爆破させた。

 ラール人の報復を恐れたローダンは、太陽系を未来に移した。レムール人が作った恒星転送機を利用して恒星を太陽系に移し太陽と恒星を利用した恒星転送機を太陽系に作った。

 いよいよの時には、恒星転送機を利用して暗黒星雲内に地球と月を隠すつもりだった。

 ラール人は、ローダンの後任に超重属のレティクロンを選んだ。ラール人は、その際、別の種族の指示に従っていた。

2022年6月4日土曜日

325~328 七銀河同盟

  ”それ”と”反それ”のゲームは、ローダンが無事地球に帰還したことにより、”それ”が勝利した。

 3458年12月20日、地球の空の星々が消えた。星の光が戻った時、未知の宇宙船が地球上空に現れた。宇宙船の乗員はラール人と名乗り、太陽系が所属する銀河を七銀河同盟に加え銀河の代表をローダンにすると一方的に伝えてきた。

 話し合いの余地がなく、武力で勝つことができないと知ったローダンは表面上、ラール人に従い、ラール人の宇宙船に乗り公会議場に向かった。

 向かった先は銀河間の虚無にある惑星で、七銀河同盟に反抗する反乱勢力があることを知った。ローダンは、地球に戻って対策を講じるため、反乱グループに誘拐されたように装い、反乱グループの宇宙船で太陽系に戻った。 

 ローダンはラール人に従っている芝居を続け、反乱グループから逃げ出しラール人の保護を求め、地球に戻った。アトランは単独行動を取り、先に逃げ出した。

 ローダンは、危機に備え月の巨大人工頭脳の情報を多数のロボットに移していた。アトランは、ラール人に情報を与えるのを防ぐため、月の人工頭脳の情報を消去した。

 ラール人はアトランを捉え、裁判で死刑を宣告した。ローダンは世間にはアトランを死刑にしたと思わせ、奇術師の助けを借り、アトランを救った。

 ローダンは、オラーナ・セストレと結婚した。


 

 

2022年3月30日水曜日

324 パインテクの陰謀 ユーロクとの戦い

  ローダンらは惑星に降り、装置を調べ始めた。脳を取り出して転送できる機械を見つけた。

 トリトレーアは装置が一部故障しており、一回の使用で使用不可能になると話した。ゼノは自分が帰還したくて、ローダンを攻撃し、強引に装置を使用した。

 転送先で爆発したことが計測された。ゼノは反世界から来るときに正物質に転換されており、ローダンのほうが転換されていたと考えたのは間違いだったのだ。

 さらに、転送機はまだ、使用可能だった。トリトレーアは、ローダンの助けをこの先も期待しており、ローダンの帰還を妨害しようとしたが、失敗し、ローダンは転送機で故郷に戻った。

 

2022年3月29日火曜日

323 カトロン脈 永遠とのコンタクト

  ローダンとトリトレーアは転送機で脳移植惑星に戻った。脳移植惑星にあった石化脳は覚醒し一体が肉体に脳を移植し海底にあった艦隊を動かし、天変地異を引き起こした。

 天変地異により都市が破壊され、略奪者が行動を起こした。石化脳は、略奪者と行動を共にしたが、都市の住民に殺された。

 ロボット艦隊も帝国の艦隊に撃破された。

 ヘルタモシュは、ロボット部隊に攻撃され、転送機を破壊し、搭載艇で惑星を脱出し、同星系の他惑星に降り立った。その惑星にはアンドロイドがおり攻撃を受けた。ガイトはローダンが戻った場合にヘルタモシュの居場所を教えるため、搭載艇で元の惑星に戻った。

 ローダンが、予備の遠征隊とともに戻って、ヘルタモシュらを救出した。

 脳移植惑星では、脳移植ができなくなった。

2022年3月28日月曜日

322 静かな監視者の惑星 過去から来たゴリアテ

  塔のホールに突然エネルギーの泡が生じた。その泡の中から、トリトレーアが現れた。死んだユーロクの資料に両銀河を結ぶ転送機があることがわかり、それによって現れたのだ。

 だが、考えたのとは違う惑星に出たという。ローダンは、人口脳から転送機の起点の情報を得て、その惑星に向かった。その惑星から強力なハイパー波が出ていた。そのデータは唯一の脳移植が可能な惑星が持つデータに一致した。脳移植による寿命の延長も人口増により内部崩壊を起こす攻撃計画の一部だったのだ。

 ローダンは惑星に降り立ち、石化脳と話した。石化脳を説得したと思ったが、攻撃を受け宇宙船は破壊された。転送機によって救援を呼ぶしか帰還の方法がなくなった。石化脳を一体だけ残して破壊した。残した脳を科学者に移植して、情報を得た。

 ローダンらは、闘争によって、惑星の保安機構を無力化した。

2022年3月27日日曜日

321 幽霊ごっこ 自殺艦隊

 石の脳が語った兵器が存在する惑星に向かった。惑星の人工頭脳が兵器の内容を教えた。人為的に繁殖衝動を高めるものだった。

 ヘルタモシュらは 、自分たちが人為的に創造されたものだと考え、絶望し集団自殺を図った。ローダンは集団自殺の儀式を司る司祭を誘拐して、搭載艇で石の脳があった惑星に戻った。

 ローダンは、ヘルタモシュに攻撃は失敗していたのだと話す。計画内容と実際が異なっていたのだから。ヘルタモシュは証拠を求めた。ローダンは人工頭脳をだまして、計画内容を変更させ、自分の嘘に一致する内容に変更する。

 ヘルタモシュは、変更内容を信じ、自殺を取りやめ、ローダンと和解する。

2022年3月26日土曜日

320 大執政官の死 狂った脳

  偽ローダンの側近たちは、本物のローダンか疑い始めた。ブリーはオラーナを呼びよせた。

 オラーナは偽ローダンのあからさまな求愛行動に衝撃を受け、オラーナの反応から、偽ローダンは偽物とばれたと察し、小型艇で逃げ出した。

 デイトンは、あらかじめそうなることを予想して小型艇のエンジンに細工をしていた。

 タフンに向かった偽ローダンは途中でエンジンの不調のため、USO基地に降りた。後を追ったアトランは、偽ローダンの脳とは別にローダンの脳が生きていると確信を得て、偽ローダンの脳を破壊し、肉体を生命維持装置につないだ。脳を取り出して人工物であることを確認した。ローダンに似せたロボットに身代わりを務めさせることにした。

 ヘルタモシュは、隣接銀河に遠征隊を派遣した。ユーロクが死んだユーロクの資料を提供し、有望な情報を得られそうな惑星から調査を開始した。

 惑星はバリアに包まれていて近づけなかった。ローダンは通信を試み、返事があった。小搭載艇で着陸を許され、ローダンは、ゼノ、ガイト、ガイトの叔父と惑星に着陸した。交信相手は石の脳だった。同行の申し出を断ったため、搭載艇を破壊され、惑星に足止めされた。ガイトの叔父は寝返ったふりをして脳に近づき脳を破壊しようとした。

 戻ったガイトの叔父は、立ち去ることを許されたといい、用意した宇宙船に乗り惑星を離れた。安全な地点にきたところで、ガイトは叔父を破壊した。叔父の脳が惑星の脳と入れ替わったのだという。

2022年3月25日金曜日

319 カトロンの異人 対抗策

  ヘルタモシュは、正式にレイチャに就任するため帝国中心惑星に降り立った。帝国は人口過密の問題を抱えていた。ヘルタモシュは隣接銀河への移民を考えていたが、過激派は、他の種族を武力で攻撃して排除して、居住空間を増やそうとしていた。

 ローダンは、隣接銀河の支配者の振りをして、移民を受け入れると表明した。

 アンティは、偽ローダンを機械装置により支配しようとして失敗した。反それは、偽ローダンの脳波を変更して、ローダンがコンタクトできなくしようとしており、ローダンの側近に脳波が変化した理由を与えようとしたのだった。

2022年3月24日木曜日

318 フルロックの聖域 レイチャの後継者

 ローダンはユーロクから聞いた惑星に向かった。

 搭載艇で惑星に降りたローダンらは、巨大宇宙船の内部で神官と蛮人に会った。神官に案内されて神とされている石化した脳と話をした。脳は、宇宙船はユーロクの話した古い種族ペルトゥスのもので、他の石化した脳を探すように話した後、砕けて死んだ。

 ヘルタモシュはレイチャの死の報告を受け取った。その後、レイチャは死ぬ前に新たに過激派の若者を後継者に選んだことが明らかになった。

 過激派が偽の証拠をでっち上げたのだ。死んだレイチャは肉体と脳を分離され、肉体は宇宙に、脳は完全に死ぬまで安置される。

 ローダンは、脳を奪取し、移植惑星に運び、別の肉体に移植した。レイチャの脳は後継者はヘルタモシュで変更がないと話してから完全に死んだ。その様子は全世界に中継された。

 

  

2022年3月22日火曜日

317 サイナック脳の謀略 ムクトン=ユルの叛乱

  ローダンは、追ってのサイナック・ハンターのトリトレーアを罠にかけて捉えて話をする。

 トリトレーアはローダンの話を聞き協力することにした。ユーロクと同様に太古に栄えて滅びた種族が必要な情報を知っているかもしれないと話す。

 ローダンは、ドインシュトによって、再びアンドロ脳とコンタクトを取り、偽ローダンの発した命令を反故にして危機を回避したが、アトランに事情を知らせる時間はなかった。

 トリトレーアは移植惑星の支配者にサイナック脳を殺すことはできないと話す。叛乱グループのムクトン=ユルの指導者がユーロクだと聞いていた支配者は、トリトレーアを疑ってもう一人のユーロクのノクの脳をハンターにした。

 トリトレーアはノクが叛乱の指導者と知り軍部の指導者と共に反乱軍を鎮圧した。反乱軍の残した資料でトリトレーアは疑いを晴らし、支配者からサイナック脳に対する裁量権を与えられた。

 トリトレーアは、先に話した滅びた種族が有していた他の星団についての情報をローダンに渡した。

 

 

316 飛行都市 無限からの警告

  ローダンらを襲った者のリーダーは、アッカローリー(反物質の世界)の脳を持ったゼノだった。ローダンの脳も反物質にされていた。

 ゼノは事故で故郷惑星から飛ばされ、脳移植後、犯罪者集団の商人に騙されて惑星に遺棄されたのだった。ローダンらも商人の一味と思い襲い、搭載艇のバリアだけ破壊するつもりで、誤って航行不能にしてしまったのだ。

 故郷星団の情報を求める共通の利害のため協力することにしたが、情報は得られなかった。

 ヘルタモシュの迎えの搭載艇で惑星を離れ、もう一度アンドロ脳とコンタクトを試みることにした。

 移植惑星に戻り、もう一度アンドロ脳とコンタクトをとり、アトランと短い会話を交わしたが、アトランには、真実を伝えることはできなかった。

 

2022年3月21日月曜日

315 秘密臓器コマンド出動! ユーロクの遺産

  ヘルタモシュの部下トラシュティンが重傷で脳を移植する必要があった。ローダンは彼の体に入ることにした。

 作戦が成功して無事移植は成功した。

 故郷銀河の捜索のため、古代に栄えて絶滅した種族ユークロの惑星トレーチャーに行って情報を得ることにした。サイナック・ハンターはユークロの最後の生き残り二人のうちの一人だった。

 学者ガイトと二人で搭載艇で惑星に降りた。後日、ヘルタモシュが迎えに来る約束だった。

 惑星で二人は襲われた。実験に失敗して遺棄された者たちで、”かれ”の命令で襲ったという。

 情報を蓄えた施設も破壊され、搭載艇も破壊されてしまった。

2022年3月20日日曜日

314 マクツアドシュの地獄 サイナック・ハンター

  ハクチュイテン=ローダンはヘルタモシュに同行して帝国の主惑星の首都についた。ハクチュイテンはヘルタモシュの政敵の興味を引き付け拘束されそうになり、なんとか逃れた。が、政敵に刑事犯として告発され、窮地に陥った。

 脳移植惑星の政府主席は、サイナックの死亡に疑いを持ち、サイナック・ハンターを投入した。ハンターはサイナックがハクチュインの体を持ち、体を交換するために脳移植惑星に戻ると推理した。

2022年3月19日土曜日

313 ゼロ時間の橋 ヘルタモシュ誘拐計画

  科学者ドルイシュトは、ローダンの脳とアンドロイドの脳をテレパシーでつなげることができた。

 ローダンは、一時アンドロイドの脳を支配できたが、”反それ”に妨害された。

 ドルイシュトは臓器ブローカーのハクチュイテンに脅迫されていた。ローダンが移植された体に拒絶反応が生じ、別の体が必要になり、ドルイシュトは、ローダンの脳をハクチュイテンに移植した。

 ハクチュイテンは、帝国の次期指導者ヘルタモシュを誘拐して脳を交換して、その脳を通じて帝国を支配する計画を進めていた。

 ローダンは、計画を阻止してヘルタモシュを救い、彼の信頼を得た。

312 脳マーケット ノパロールの地下霊廟

  気づくとローダンは脳がたくさん並べられているところにいた。

 そこで科学者に購入され、従者種族の体に移植された。

 科学者の助手のすきをついて逃亡し、地下霊廟に潜んでいるところで商人に出会った。

 商人の紹介で天文観測所に雇われて、記録保管所で銀河のデータを探しているところを咎められ、再び逃亡。逃げられずに投降すると追ってきたのは、最初に買われた科学者だった。

 科学者にすべてを話して援助を求めた。

2022年3月18日金曜日

311 時間改変 盗まれた脳 

  ローダンとローダンⅡは基地内でつかみあってもみ合う間にローダンⅡは頭を機械に強打して死亡した。元の世界に戻ってからPADの発生はなかった。

 コル・ミモはタイムマシンでの歴史改変に対する考え方の違いで、ローダンを敵視した。

 コル・ミモは監視下に置かれていたが、ミニ転送機で監視の目をくぐり南極に置かれたタイムマシンの中に現れた。

 ローダンのみをタイムマシンにいれ、ローダンを拘束して、転送機で地下の隠れ場に移動した。地下で人工の脳とローダンの脳を交換し、タイムマシンを爆破し、そのエネルギーでローダンの脳を遠方に送り出した。

 爆破場所でアトランはローダン(脳はアンドロイド)を発見し救出する。コル・ミモは宇宙船で地球を脱出し、タイムマシンが元置かれていた惑星に向かうと考えたアトランは先回りして待ち構えた。現れたコル・ミモを拘束しようとしたアトランの目の前でローダンは、コル・ミモを射殺し、研究施設とタイムマシンの破壊を命令した。ローダンは、”反それ”の指示に従っていた。

2022年3月17日木曜日

310 タイムマシン狩り 時間遠征

  アラスカは、コル・ミモの正体を知るために彼を訪問した。コル・ミモが人類を救う計画があると知り協力することにする。

 コル・ミモの計画は、タイムマシンで過去を変更することだった。科学者のグループが秘密裏にタイムマシンを制作していることを知っていたコル・ミモはアラスカらの協力を得てタイムマシンを手に入れる。

 過去の変更点は、ローダンがローダンⅡを殺害する方法にある。射殺ではなく、ローダン自身の手で直接殺害すべきだとする。そのほうがローダンの勝利が完ぺきであり、それによってPADの害から逃れられるという。

 ローダンは、その考えに賛同する。

2022年3月16日水曜日

309 ポジトロニクス争奪戦 反ホムンクの強襲

  ポスビ船が救難信号を発し二百の太陽の星を目指していた。ワリンジャーは科学者を乗せて二百の太陽の星に向かった。

 中央プラズマはPADに対抗できていたが、中央ポジトロニクスに使われている生体プラズマが罹患しており、ポスビ船に危険な命令を与える可能性があった。

 テフィは二百の太陽に降り立ち、グッキーに救出された。ワリンジャーはバクテリアを集める方法を見つけ、バクテリアを集めて密封した。

 そのバクテリアで中央ポジトロニクスの生体部分を食べさせ、中央ポジトロニクスの支配権を中央プラズマに取り戻させた。

 PADの症状は最終段階に達し、人類は生きるエネルギーを失い、死を目前にしていた。

 事故にあってPADの免疫を得たコル・ミモは解決策を探していた。コル・ミモを暗殺するため人工生物の反ホムンクが襲ってきたが、コル・ミモが勝利した。

 

308 アンドロメダの危機 アンドロ・ペスト

  ルックアウト・ステーションはすでに病気に侵されており、マークスとテラナーが戦闘中だった。ティフの乗った宇宙船は攻撃を受け損壊、先に到着した宇宙船は、ティフらが爆弾を投下。

 ミッドウェイ・ステーションから様子を見に宇宙船がきた。ミッドウェイ・ステーションはまだ病気に侵されておらず、ティフが状況をわからせ引き返させた。

 最後に残った宇宙船で基地の生存者と共に地球に帰還するため出発。途中、故障のため船外に出て修理中、アンドロメダの未知の惑星からの通信をとらえる。

 その後、乗員の体内に異物が発生。摘出して分析するとバクテリアだった。先ほどの通信の途中にルックアウト・ステーションがありPADに感染して変異したらしい。

 バクテリアは、プラスティックを溶かし、地球まで持たないと判断したティフは二百の太陽の星を目指した。途中乗員の叛乱にあったが、制圧して二百の太陽の星に到着した。

2022年3月12日土曜日

307 ネーサン暴走 マークス惑星応答なし

  新アルコン人の惑星で病気に対する対抗策が見つかったと連絡がはいるが、その惑星に連絡を取ろうとしても応答がない。

 アトランは自身でその惑星に向かった。対抗策は見つかったが惑星の統治者が秘匿していた。科学者が独断で連絡したのだ。

 ハルト人が惑星に着陸して攻撃を始めた。新アルコン人は、対抗策を適用し、ハルト人は撤退し始めたが、科学者はハルト人に地球を攻撃するよう暗示をかけていることに気づいた。

 アトランは装置を破壊し、ハルト人は暗示から脱して惑星の破壊を始めた。

 月のネーサンの有機脳部分も病気にかかっていることがわかり、有機脳部分をポジトロニクスから分離した。

 マークスと地球人が駐留する基地との連絡が途絶え、ティフらは様子を見に行った。マークスとは連絡が取れ、バリアを張っているので病気に感染していないというが、様子からして感染している。地球人は病気のため、地球に戻ろうとしたので、バリアの秘密を守るため殺害したという。

 マークスはアンドロメダ星雲に戻ろうとして一隻飛び立った。ティフはマークスの帰還を妨げるため、もう一隻のマークス艦に潜入して減圧室に隠れた。

306 焦点メド・センター 銀河の深淵

  調査研究船から感染者が出て、感染経路はハイパーカムと考えられた。タフンの研究者の実験でハイパーカムで感染するウィルスが特定された。その瞬間、ハイパーエネルギー機器が爆発した。

 地球から入植した惑星にハルト船が現れ、地球に向かうのを阻止するため、惑星の宇宙船を破壊し始めた。そのハルト船をアコン船が攻撃した。

 トロトも病気に感染して、アトランを攻撃した。レムール人を祖先に持つアルコン人、アコン人に対する祖先の憎悪がよみがえったらしい。

 アコン人も同様にハルト人に対する憎悪と恐怖がよみがえったようで、ローダンに同盟してハルト人を攻撃しようと提案してきた。

2022年3月11日金曜日

305 <星の時>作戦 テラへの巡礼

  PADはマルコ・ポーロ乗員以外にも広まった。太陽系帝国の混乱に乗じ、優位性を取り戻そうと、アコン、アラス、スプリンガー、アンティがローダンとアトランの暗殺を計画し実行に移したが失敗して逃走した。

 犯人が乗った宇宙船を追いかけたアトランは、宇宙船を砲撃して破壊した。アトランもPADに罹患していたが、その症状は攻撃性が強まるというものだった。

 PADの症状は故郷に戻る衝動に変化した。植民惑星の住民が故郷の地球に押し寄せ、ローダンはかろうじて船団の地球着陸を阻止した。

2022年3月10日木曜日

304 氷惑星の決闘 PADを追って

  両ローダンは、惑星に不時着した。大気がなくUSO基地に早くたどり着いた者が勝利する。

 両ローダンは、基地の前で対決し、ローダンが勝利した。ローダンらは、元の世界に戻った。

 元の世界に戻ってからエイスベルトは、変化に気づいた。休暇を取り趣味に没頭する人間が増えた。

 それまで理性で抑えていた衝動や願望に支配され、常軌を逸する行動を取るものが現れ、ローダンも危機感を抱いた。病気をPADと名付け、マルコ・ポーロ乗員をルナに隔離した。

303 策謀のギャラックス=ゼロ 恒星マラソン

  デイトンは、ギャラックス=ゼロの司令官のオラーナにローダンを罠にかける計画に協力するよう強要する。

 父親を人質にとられたオラーナは、協力せざるを得ず、ローダンと連絡をとる。オラーナから父親がギャラックス=ゼロに拘束されていることを知ったローダンは、救出のためギャラックス=ゼロに攻撃を仕掛ける。ローダンⅡらは、待ち構えていた。

 戦闘中父親が死ぬのを見たオラーナは、復讐のためエネルギーセンターで機器を暴走させ施設を爆発させようとする。爆発することを知らされたローダンらは撤退し、ローダンⅡも爆発前に脱出した。オラーナは戦闘中死亡した。

 科学者は、メンタル面だけが真逆の世界に転送されるのは、偶然ではありえず何らかの意図が働いており、その意図はローダン二人を対決させ、優劣を決めさせることだと考え、ローダンがローダンⅡを倒せば、元の世界に戻れると仮説を立てた。

 ローダンは、ローダンⅡと直接対決するため、ローダンⅡが参加する恒星マラソンの中継点で待ち構えてマルコ・ポーロでマルコ・ポーロⅡを攻撃することにした。

 ローダンの奇襲が成功して、マルコ・ポーロⅡが破壊され、ローダンⅡはダントンⅡと小宇宙船で脱出した。

 ローダンもアトランと二人で小宇宙船で追いかけ、攻撃を仕掛け、相手が逃げ込む先に先回りすることにした。

2022年3月9日水曜日

302 パルピロンの闘技会 権力の勝利 

  ローダンは、旧ミュータントのいるワーベ1000に向かった。オクストーン人二名が警護しており、ミュータントは既に連れ出されていた。

 ミュータントはPEW金属でできた鎧を着て騎士惑星にいると推測したローダンは、騎士惑星に向かった。

 騎士惑星で二名のミュータントを発見し、寺院に隠されていたPEW金属を奪って、逃走した。

 アトランⅡは、アルコン人を活力ある人間にするための遺伝子操作に取り組んでいる惑星にローダンらが現れると予測し、先回りする計画をたてる。

 ローダンⅡとアトランⅡは並行世界から来たという触れ込みで当該惑星に入り込み、帝国に抵抗する戦力の内容を知る。

 ローダンは、アルコンⅡの予想通り、当該惑星に赴くが、艦隊が潜んでいることに気づき逃げ出す。

 ローダンⅡは正体を現し、当該惑星を攻撃し、恒星もろとも星系全体を破壊する。

 


 

2022年3月8日火曜日

301 死へのテレポート ラス・ツバイ救出作戦

  ラス・ツバイは宇宙船の外でパラライザーで気絶して取り残され、マルコ・ポーロはラスⅡを乗せてとびたった。二人が入れ替わったのは気づかれなかった。

 ラスはマルコ・ポーロⅡが修理後飛び立つのを妨害したが、その責任を取らされ、将校が処刑されそうになったので、自分の仕業と名乗り出て拘束された。

 拷問されている間に医師のアラスの援助で逃げ出すことができた。

 ローダンは、かつての政敵テルヘラがオリンプで仲買人をしているので、援助を求めに訪問した。その時、ラスⅡがローダンを殺そうとしたので、逆にアトランに殺された。

 ラスが地球にいるのを知ったローダンはグッキーらを救援に送った。グッキーらはテルヘラの援助を受け転送機で地球に向かい、アフリカでラスを見つけた。

 月の裏側にローダンとアトランだけが知る秘密基地があり、その基地のスペースジェットで宇宙に脱出してマルコ・ポーロに戻った。

300 太陽系帝国の守護者 不可視の領域

  小天体(ワーベ1000)が安定軌道にのれず、恒星にひきつけられていく。観測艇はマルコ・ポーロに救援を求めに飛んだ。

 小天体の中の未知の機械が攻撃してきたが、PEW金属の知性体(ペイルン)の協力により機械を無力化した。

 マルコ・ポーロは間に合って小天体を安定軌道にのせた。今後、ペイルンと8名のミュータントは協力していくとの協定を結んだ。

 ワリンジャーは有機脳とポジトロニクスを有し、人間の外見を持つアンドロイド一体を制作して、小天体に残すことにした。

 ローダンは選挙に間に合うように地球に戻り、圧倒的多数で再選された。

 ローダンは宇宙空間で新エネルギーを得る実験をした。実験に失敗して地球に戻ったが、もう一隻のマルコ・ポーロも地球に戻った。ローダンらは、メンタリティが真逆の世界に移行してしまっていた。

 ローダンらは拘束されたが、ローダン一人秘密裏に脱出し、外部に助けを求めた。元の世界の政敵が援助して、マルコ・ポーロと乗員を救い出し、現世界のマルコ・ポーロを攻撃して追跡でないようにして宇宙に飛び立った。

2022年3月7日月曜日

299 最後のかくれ場 旧ミュータントの帰還

  ダントンは地球から情報を得て艦隊テンダーでローダンのもとに飛んだ。

 旧ミュータントに適した小天体をテンダーに乗せ運び出そうとする。適切な天体を選び、その天体を攻撃するとパラマグに思わせ、避難のため退去させたのち無人の天体を運び出した。

 小天体はハルト人の旧基地に隠し、ミュータントを必要とする際に人間に一時的に乗り移らせようとする計画だった。

 目的地に着き、目標の軌道に乗せようとしてテンダーが離れたときに、隠れていたパラマグが攻撃してきた。観測のため外に出ていた小宇宙船を残してテンダーは破壊された。

 旧ミュータントは、8人の超能力を結集し、一体になった。その時、パラマグはPEW金属からハイパー空間に投げ出された。

 

298 反物質兵器の恐怖 ハイパー嵐のなかの小惑星

 太陽系内で宇宙船が破壊された。彗星の小天体から攻撃を受けたらしい。様子を見るよう命令が出されたのに背いてテルヘラは小天体に攻撃をしかけ多数の艦隊を失った。

 重力嵐のなか、ローダンのもとから来た宇宙船が地球に到着し、ブルにも攻撃の内容がわかった。パラマグはSEW金属を利用した転送機を有し、その転送機で太陽系に現れ、反物質兵器で攻撃したのだった。

 地球には、反物質を有さない物質で覆われた宇宙船があり、ブルは、その宇宙船に乗り同物質に覆われた爆弾で攻撃して、パラマグの基地を破壊した。 

 旧ミュータントは負傷した大勢のパラマグ戦士を見たとローダンに報告したので、ローダンは太陽系侵攻が始まったのを知り、PEW転送機の破壊のため、グッキーらを送り込んだ。

 転送機の爆発により転送機のある惑星がハイパー空間に消えた。

2022年3月5日土曜日

297 メタ心理戦争 パラマグの戦い

  オクストーン人は転送機でマルコ・ポーロに戻り、代わってトロトとグッキーが隕石に転送機で向かった。出たところは11万年前の惑星だった。まだ、小天体に分割されていない。

 パラマグは、PEW金属がある惑星を探すため宇宙船を派遣するところだった。宇宙船にはPEW金属が使用されているため、PEW金属の減少を理由に、宇宙船の派遣に反対する勢力もあった。反対派が宇宙港を反物質の武器で攻撃した衝撃で、トロトとグッキーは6万年未来に向かって移動した。

 惑星は小天体に分かれ、隕石宇宙船の準備が進んでいた。100年前に調査宇宙船が戻りPEW天体の発見を報告したので、その天体に向かうところだった。その天体は太陽系の小惑星群だった。

 グッキーは、自分たちが隕石宇宙船の太陽系派遣を失敗させたと考え、宇宙船のポジトロニクスに細工を加え地球と反対方向に向かわせた。

 隕石宇宙船の遷移の衝撃で、グッキーらは、現代に戻った。

 ローダンは隕石宇宙船内の太陽系に関する情報をパラマグに与えないように隕石に戦闘員を派遣した。PEW金属の知性体がロボットを使って抵抗するため、アトランは知性体と連絡を取ろうとする。連絡が取れて情報を引き出そうとしたとき隕石内のパラマグが撤退していると連絡が入り、ローダンは隕石内の記録装置を破壊して撤退を命じた。

 パラマグは隕石を破壊した。小天体に残った旧ミュータントはパラマグがPEW金属を有する天体の情報を手にしたと知りローダンに連絡した。

 ローダンは、パラマグと話し合おうとしたが、パラマグは話を聞こうとしないため、地球に警戒態勢を取るよう連絡しようとしたが通信状態が悪く連絡がつかない。

 

2022年3月4日金曜日

296 パラドックス知性体 荒廃した世界

  旧ミュータントは、パラマグに移って調査を続けた。パラマグがPEW金属内を移動するのは、隕石宇宙船の操縦のためだった。

 しかし、退化したパラマグは正常に動作できない。知性を持ったPEW金属(パラドックス知性体)は、パラマグから隕石の支配を奪い大距離を遷移した。隕石は赤い恒星を廻る小天体の中に実体化した。そして、パラドックス知性体は存在を消した。

 その時、外から呼びかける声が届き、新たにパラマグが出現した。小天体から来たらしい。

 旧ミュータントはパラマグに移り小天体を調べていたが、パラドックス知性体が活動を開始したため、パラマグは隕石から退去し、隕石を封鎖した。旧ミュータントは隕石内に帰れなくなった。

 隕石内には旧ミュータントを支援するために送り込まれたオクストーン人二名が残っていた。

2022年3月2日水曜日

295 反世界のステーション 目的地は未知

  旧ミュータントはマルコ・ポーロを乗っ取って隕石を追って飛び立った。

 ラスとグッキーはマルコ・ポーロにテレポートした。旧ミュータントはマルコ・ポーロの制御に失敗し、失神したところをラスとグッキーに拘束され、マルコ・ポーロは惑星に戻った。

 グッキーは旧ミュータントを逃がしてしまい、旧ミュータントはまた惑星住民のSEW金属の飾りを奪い、病院船を乗っ取った。しかし、病院船は惑星に墜落した。

 遭難した乗員を救出する際に、反世界のステーションに遭遇した。

 ローダンは旧ミュータントを救うにはSEW金属しかないと考え、旧ミュータントを乗せマルコ・ポーロで隕石を追うことにした。

 隕石から救難インパルスをとらえ、グッキーらは、隕石内に入った。

 顔がサル、体がビーバーに似た知性体(パラマグと名付けた)がおり、ウィルス集合体に襲われていた。パラマグは隕石宇宙船で惑星に墜落し、それ以後の記憶がない。どこに向かって飛んでいるのかもわからない。パラマグはSEW金属内を移動することができる。


 

2022年3月1日火曜日

294 アスポルク救援船団 サヴァイバル・スペシャリスト

  ローダンからアスポルク(PEW金属のある惑星)への救援要請を受け、ブル、ダントンらは、対応に当たった。

 食料に毒を混ぜられる妨害にあうが、黒幕はわからなかった。

 アスポルクの住民の頭のPEW金属の飾りからの放射が減っていき、旧ミュータントはローダンに隕石の近くに連れていくよう求めるが、危険だと断られる。

 旧ミュータントは住民のPEW金属の飾りを奪い、住民に乗り移り、マルコ・ポーロに乗り込んだ。

2022年2月27日日曜日

293 アトランの裏切り 虚空からきた巨人

  マルコ・ポーロで集合ミュータントに声をかけたのは、アトランとトロトだった。

 二人はローダンに背いて集合ミュータントをPEW金属のある惑星に連れていく決心をしていた。アトランはUSO宇宙船で行くことを提案したが、集合ミュータントは新アルコン人の宇宙船で行くことに固執し、乗組員を呼び戻して協力させた。

 置き去りにされた新アルコン人からアトランらが惑星に向かったことを知ったローダンはマルコ・ポーロで惑星に向かった。

 惑星では住民が急速に知能を高め、研究、建設に熱中するあまり、農業を放棄し食事もとらず餓死者を出していた。ローダンは、地球に救援を求める伝令を派遣した。

 アトランは、隕石の中に入り調査しようとしたが未知の存在の攻撃を受けた。

 隕石はエネルギーを発し、地中から抜け出て宇宙に飛び出した。その影響で惑星は地殻活動が活発化し、嵐に見舞われた。住民は錯乱して攻撃してきた。ローダンは食料を得るため近くの惑星で狩りをした。

 ミュータント集合体は隕石が抜け出た後に邪悪な存在がいるといい、白いもやのようなものが飛び出してきた。ローダンはサンプルを集めウィルスであることを知り、絶滅させた。

 他方、ローダンは隕石宇宙船を追跡させていた。隕石宇宙船は遷移を繰り返し銀河中枢部に向かっていた。隕石に着陸して調査しようとするが、何かに邪魔されて近づけない。

2022年2月26日土曜日

292 アラスの使命 ミュータントの計画

  旧ミュータントが宿る人造人間を、治療のためUSOの治療惑星タフンに連れていく。

 他の人間や動物に乗りかえようとするが失敗する。死んだあとハイパー空間にエネルギー状態で存在していて、大群の存在とPEW金属によって通常空間に戻れたらしいが、再びハイパー空間に戻りたくない。ミュータントはPEW金属が必要だとして金属がある惑星に戻ることを主張するが、ローダンは危険だとして承知しない。

 二百の太陽の星のマットウィリーに包むと肉体の崩壊を停止できるが、長く続けるとウィリーが死亡するので交代制にする。

 病院が襲撃に会う。旧ミュータントによってローダンの勢力が増すことを阻止しようとする者の仕業だった。

 マットウィリーの交代を利用して、旧ミュータントの宿る人造人間は、ウィリーの体に包まれて病院を脱出する。旧ミュータントは超能力を結集して人間の形に見える像を作り出しその中に宿った。

 治療のため訪れた新アルコン人の宇宙船が乗員が少なく乗っ取ることができた。次に、目的の惑星の情報を得るためマルコ・ポーロに忍び込んだ。

2022年2月25日金曜日

291 さまよえるミュータント ミュータントを追う者

  小惑星帯の中からレムール人の研究施設が見つかり、人造人間の研究資料があった。しかし、人造人間がミュータントに支配された場合どうなるかまでは不明だ。

 中央統計局にミュータントが現れ、身分証明書を偽造しようとする。しかし、装置の安全機構により警報が発せられ、失敗に終わるが、捕まる前に姿を消した。

 発行しようとした身分証明書の特徴から人造人間が死んだミュータントに乗っ取られていることを確信したローダンは、救援のための会談を全世界に呼びかけた。

 会談場所にミュータントは現れたが、独自に捜索していた大執政官候補のテルヘラに妨害され、話をせずに姿を消した。

 人造人間はクリニックに現れた。極端に短縮した時間で成長させたため、機能不全に陥ったためだ。しかし、身元確認を求めるクリニックのロボットを無視したため、警察に通報され、逃げ出した。

 ローダンはコレッロを麻痺させて人造人間から引き離すため、サンダルの手を借りた。

 クリニックの近くの海中アパートに潜んでいたところに潜入して、サンダルが麻痺剤をつけた銛を打ち込んだのだ。コレッロとアラスカは救出できたが人造人間には逃げられた。コレッロは宇宙船でキントセンターに運ばれた。

 逃げ出した人造人間は宇宙船で地球を離れようとしたが、体調不良により捕まった。

 病院で治療を受けるが、このままでは死を免れない。

 サンダルはシェリファーと共に故郷惑星に戻り再建して星間帝国に加わろうと決意し旅立った。


 

2022年2月24日木曜日

290サイコ・ヴァンパイア 時の騎士

  コレッロは科学者に命じて、成長速度を特別に早くした人間男性7名、女性1名を完成させるように命じた。

 科学者はコレッロに気づかれないよう1名を六子にした。六子は他人の精神を吸い尽くすミュータントだった。コレッロは精神を吸い尽くされそうになったが、反撃して5名を倒し、8名の人造人間とアラスカを連れて姿を消した。

 アラスカは一時的に支配を脱した際に科学者に真実を告げて外部に助けを求めるよう助言した。科学者はエネルギーの放出で探知されようとするが、探知して現れたローダンの目の前でコレッロに逃げられた。コレッロを追ってローダンらが姿を消した直後、エネルギー発生装置が過負荷によって爆発してレムール人は全員死亡し、人造人間を作ることもできなくなった。

 時の騎士と呼ばれる昔ながらの生活を維持している人々が南アメリカの南端に暮らしていた。そこにグライダーが不時着して乗員1名が救助された。その人間は自分の命の危険を無視して他人の望みをかなえようとした。どんな危険な命令も実行しそうなことに不安を覚えた元秘密情報局員が当局に通報した。

 コレッロが8名を連れ去った目的が死亡したミュータント8名のために人格がない8名の人間の肉体を得るためだと推測したローダンは、通報のあった人間がそのうちの一人ではないかと考えた。

 ローダンは、時の騎士に現れ、人造人間と思われる人間を連れて行こうとしたが、コレッロが現れて連れ去った。

 

2022年2月22日火曜日

289 追われるミュータント レムール遺跡の秘密

  アラスカはコレッロの近くに戻された。コレッロはアラスカの意思を制圧して同行させる。

 コレッロとアラスカはレムール遺跡にやってきた。海底基地にレムール人が眠っていてコレッロは、科学者を覚醒させ、対ハルト戦のための戦闘員を促成するための作戦を開始するよう命じる。

2022年2月21日月曜日

288 聖なる隕石の都市 スーパー・ミュータント失踪

  SEW金属の壁に閉じ込められていたアトランらは、何者かに外に移動させられた。

 それから、ローダンが派遣したスペースジェットとロボットによって宇宙船に帰還した。

 ローダンは、地球に戻って議会に報告した。その間に、コレッロが自殺を図った。何者かに支配されているのを感じ、自分の行動の自由を取り戻した隙に自分が脅威になると考えてのことだった。

 コレッロは新たにテレポートの能力を得、自殺に失敗した後、姿を消した。

 アラスカは、謎の少女キトラに再開し、見知らぬ惑星に連れていかれる。キトラは大群の建設者の種族の一員で大群を監視している間に種族とはぐれてしまい、種族のいる都市にアラスカを連れてきたのだった。

 しかし、都市は無人だった。種族のいる場所がわかったが、そこはアラスカを連れていけるところではなく、アラスカと別れ一人で行くことにした。アラスカは、その前に自分を地球に戻してもらう。

287レディと蛮人 天空の金属

  遭難した宇宙船から大執政官候補者の陰謀を窺わせるものが出てきた。

 デイトンは、事情を探るためオラーナとサンダルを候補者のもとに派遣した。

 オラーナとローダンのスキャンダルの偽情報を流し、オラーナの護衛役のサンダルが目立つ行動をとった。サンダルはアンティの司祭に誘拐され尋問されたが、脱出した。

 アンティは逮捕の際に抵抗したため死亡した。アンティのもとで候補者のスキャンダルを捏造した資料を見つけたが、背景事情はわからなかった。

 ローダンが調査に向かった惑星の住民は頭に金属の飾りをつけていた。住民が大群のせいで痴呆化するのとは逆に知性を高めたのも声に悩まされるのも金属のせいだと考えたローダンは、その金属(PEW金属と名付けた)を調査することにした。

 その金属は惑星に落ちた巨大隕石に産することをつきとめたローダンは、アトラン、ダントン、ミュータントを隕石の調査にあたらせた。

 金属は、はじめはやわらかいが時間とともに固くなる特性がある。隕石内洞窟に隠れ場を見つけたアトランらは、予想以上に早く硬くなった金属によって洞窟内に閉じ込められてしまった。転送機も使用できなくなった。

 


 

2022年2月20日日曜日

286未知の憑依者 共生体の時間

 調査に出した宇宙船と連絡がとれず、ローダンは自身で調査に出る。同乗させた異星人は、未知の声から解放されたが、乗員がおかしな行動をとり始める。

 目標の惑星に到着し、ローダンは異星人に宇宙船を解放しようとする。ただ一人正常な判断力を保っていたコスムは、ローダンから指揮権を奪い、惑星を離れる。

 その惑星の近くにその惑星の住民が植民した惑星があり、ローダンはその植民惑星に降りようとする。ローダンは未知の存在に支配されていた。

 ローダンの共生体ウィスパーが未知の存在に支配され、ローダンを使って植民惑星の支配者と一緒になろうとしたらしい。

 ウィスパーを身に着けた植民惑星の支配者が、強大な力を得、ローダンらを従わせようとしたとき、影響を受けにくいコスムが相手を倒してローダンらを救出し宇宙に逃れた。 

2022年2月19日土曜日

285 カピン戦隊 苦悶の声

  オヴァロンが、カピンを率いて救援にきた。彼らから、サイノスの反逆グループに属するものとそうでないものを見極める援助を受ける。

 ノストラダムスは、大群が銀河を去ることを承諾するが、太陽系を大群内に留めようとする。ローダンは、太陽系をもとに戻さなければタイムマシンで、ノストラダムスが氷の中から出てきた瞬間に殺すと告げる。

 ロルヴィクらは、タイムマシンでローダンの指示を待つ間に、また暗殺者の襲撃を受ける。謎の暗殺者はロルヴィクの先祖に恨みを持つもので子孫に復讐しようとしたのだった。コレッロは、暗殺者を排除した。

 ノストラダムスは、ローダンの要求を受け入れ、太陽系をもとの位置に戻し、銀河を去った。タイムマシンは破壊した。ロコシャンはタボラを盗んで故郷に帰った。

 太陽系と植民惑星で大執政官の選挙が始まった。

 その時、行方不明だった調査船が帰還した。乗員の姿はなく異星人が一人乗っていた。

 異星人科学者達が無人の宇宙船を調査中に突然宇宙船が動き出し、戦闘ロボットが襲ってきて一人だけ生き残ったのだ。

 異星人は平和的に思われたが、突然苦悶の声に支配され、調査に赴いたミュータント達も支配されようとした。

 異星人はいったん落ち着き、ローダンは、異星人の母星に調査船をだした。

 

2022年2月18日金曜日

284 氷界から来た男 サイノスの叛乱

  南極の氷の中から一人の男が現れた。シュミットの弟だ。ノストラダムスの姿でアトランとは旧知の間柄だ。アトランはノストラダムスをローダンのところに連れて行った。

 大群の船団は太陽系から退却し、第二中央制御惑星に向かったと考えたローダンは、大群の宇宙船を追いかけた。シュミットは、サイノスの9人の指導者が肉体をなくしエネルギーの形態になっているのを殺害した。エネルギーは解放され、その放射が偽神を死に至らし、全滅させた。偽神の死により大群の船団は混乱して撤退した。シュミットはその後石になった。

 第二中央制御惑星は、ノストラダムスが支配することになった。大群のそもそもの目的は知性をもたらすもので、カルティスも大群内で分裂していた。

 ロルヴィクは、また、暗殺されそうになり、暗殺者を追ったら、転送機で別の惑星に出た。その惑星でロコシャンに出会った。ロコシャンは、大群の進路上にあり、大群に取り込まれない惑星がどうなるか調査のためその惑星に来ていた。そのとき、惑星を覆っていたエネルギー繭が消滅した。本来、エネルギー繭は大群内で消滅しないものだった。

 暗殺者は、転送機で既に惑星を去ったようなので、転送機を破壊して、ロコシャンもロルヴィクとハイヌを乗せて大群内の宇宙に飛び出し、ローダンの宇宙船に収容された。

 ローダンのもとには、メルセイレも来ていた。

 サイノスの中に、大群内に戻って大群の管理をすることを拒否するグループが出てきた。

 その反乱軍がノストラダムスを襲撃したが、不成功に終わった。

 

 

 

2022年2月17日木曜日

283 大泥棒グッキー ハイパー空間の惑星

  タボラを盗んだ窃盗種族の母星に向かった。ローダンは惑星の住民に歓迎されたが、窃盗被害にあった。グッキーが対抗して住民の物を盗みまくった。

 ローダンは盗まれたものとグッキーが盗んだものを交換した。窃盗種族の誇りを傷つけられた住民がグッキーを誘拐して、超能力を発揮できなくするネットで拘束した。

 再び誇りを取り戻した住民はローダンらを名誉会員にし、祝宴を開いた。祝宴に集まった者の中からタボラを盗んだものを見つけ、タボラを譲り受けた。タボラは地球で姿を消した。

 アラスカらは転送機に入ったが実体化できずにいた。シュミットが手にしていたのは、容器でその中にタボラが戻ってきた。アラスカらが実体化した先は、中央制御惑星と同じ機能を持つ惑星で、ハイパー空間に存在した。シュミットはタボラによって惑星を大群の通常空間に戻すことができた。しかし、偽神の攻撃を受け、ローダンに助けを求めた。太陽系は偽神の大群による攻撃を受け、バリアが破壊されようとしていた。

 シュミットは秘密の一部を明かした。サイノスは大群の創造者に管理をまかされていたが、100万年前、サイノスの一人と組んだ補助種族の裏切りに会い、逆に大群から追い出されたのだった。その補助種族が偽神だった。

 

2022年2月16日水曜日

282 怪物狩り 時間、変異す

  偽神が、講和を申し出てきた。超能力を持たない偽神が、太陽系内に交渉に来た。

 しかし、超能力を持たないというのは偽りで、パラトロン・バリアを破壊するのが目的だった。ローダンは、偽神の目的を阻止した。

 太陽系外で救難信号があり、遭難者はシガ星人だった。調査中の惑星が大群に取り込まれ、大群内で痴呆化状態を脱し、太陽系艦隊の通信から太陽系を見つけ出したのだった。

 シガ星人が、大群内を飛行中黄金のリングがある惑星を見たという話を聞き、サイノスがその惑星にいるタボラを偽神から取り返すことが重要だと話す。

 ローダンは、その惑星に向かった。黄金のリングは超能力を抑えるためのもので、惑星の住民の超能力が、時間を自由に支配するもので、あまりに強力な超能力なので、その力を抑えているのだった。 

 しかし、タボラは、既に盗賊によって盗まれたあとだった。

2022年2月15日火曜日

281 虚無への追放 太陽系捜索

  アラスカらが転送機で転送された先は、ゴミの山の上だった。

 その惑星にはゴミの山のほかに、地下に研究施設があった。カルティスの放射線で錯乱することを防ぐ方法を研究していた。アラスカらは研究を妨害したが、偽神に見つかり攻撃された。戦闘により施設が損害を受けることを避けるため、偽神は徹底的に攻撃することをあきらめ、アラスカらに退去を求めた。

 アラスカらは、転送機のところに戻り、サイノスのシュミットの後に続いて転送機の中に入った。シュミットは、中央制御惑星で入手した金属リールを後生大事に抱えていた。

 マークスが二百の太陽の星に現れた。太陽系を援助するための艦隊だった。状況転送機も携えていた。これは、受け入れ部を必要としない転送機で必要なエネルギーさえあれば太陽系も転送可能だ。シェFは、この転送機の部品とワリンジャー、フン=チュインを乗せて、太陽系の捜索に向かった。

 爆弾を使用して大群のバリアに亀裂を生じさせ、大群内に入ったが、その際に機器を損傷した。バリアの異常により大群の宇宙船が調査に現れた。シェFは、宇宙船の損傷により、戦闘を避け逃走した。逃走先で牽引フィールドにつかまり、引き寄せられた先は溶鉱炉だった。バリア近くのごみを取り除くために設置されているようだ。施設の中に入り要員と接触し協力を得られたが、施設を一部破壊したために、また、大群の宇宙船を引き寄せてしまった。

 施設の要員の協力を得、策略により切り抜け、太陽艦隊の救助信号の発信元に向かった。発信したのは警戒中に攻撃を受けた艦船で、乗員から太陽系の位置を教わり、地球に到着した。

 再びバリアを抜け銀河に戻ろうとしたシェFは、バリアが不安定で危険であるからとそのまま大群内に留まるよう指示を受けた。

2022年2月14日月曜日

280 錯乱の星 タムブー神、グッキー

  錯乱した偽神が多数集められた惑星があるという情報をサイノスから得たローダンは、その惑星に向かい様子を探った。

 錯乱の原因は、第一使徒(カルティス)が分裂する際に放射する放射線によるものらしいということがわかった。

 分裂衝動にかられたカルティスの多数船団が大群内の惑星で分裂を果たそうとしているのを探知したローダンは、錯乱の原因の確証を得るため、船団の後を追った。

 偽神がいる惑星で分裂するところを観察するため、グッキーが潜入した。分裂のため偽神が錯乱したことを確認できたが、グッキーも影響を受け自身をタムブー神だと言い出す。

 しかし、グッキーの錯乱は一時的なもので、その惑星を離れると正気に戻った。

2022年2月11日金曜日

279分裂惑星ボーン・ワイルド ハイパー嵐のなかの地球

  大群のバリアが通過できなくなり、分裂のために大群の外に出ようとしたハチの巣型宇宙船は、大群内で引き返した。大群内の惑星に着陸して分裂しようするが、偽神はそれを許さず補助種族に攻撃させた。

 太陽系の近くに巨大恒星と多数のキノコ型宇宙船が出現した。大群全体を遷移させることはできなくなったが、大群内で個別に遷移させることは可能らしい。ブルは遷移を阻止するためキノコ型宇宙船を攻撃するがまにあわず太陽系は遷移した。

 遷移先に多数のキノコ型宇宙船が待ち構えて攻撃してきたが、太陽系を守るバリアによって攻撃は失敗した。

 太陽系は大群の速度に同調して半光速で移動していた。

 銀河内の大群が存在する領域に存在した恒星、惑星はそれまでと同じ場所にとどまっているが、遷移の際、何かに包み込まれ、大群内の恒星、惑星とぶつからないようになっているらしい。

2022年2月10日木曜日

278 太陽系の楯 大巨星

  サイノス船からの救援要請を受け、救出する。サイノスから大群の遷移方法について情報提供を受ける。外側バリアに転送機能があり、恒星がバリアにエネルギーを与えているとのこと。

 ローダンは、恒星を攻撃したが、恒星の数は多く、大群中央の制御機能を破壊しなければ、最終的解決にならない。

 アラスカを隊長として小宇宙船で中央制御している惑星の探査に向かった。サイノスのシュミットも同行した。

 惑星を発見したがバリアに包まれている。惑星に向かう宇宙船にテレポートして惑星内に潜入する。

 大群は、多数の恒星が破壊されたが、遷移しようとする。遷移を阻止するため、アルコン爆弾で惑星を破壊しようとしたが、シュミットが爆弾ごと姿を消した。裏切られたかに思えたが、アルコン爆弾が爆発するのが見え、シュミットが姿を現した。シュミットは爆弾を仕掛けるとともに転送機の準備をしていた。転送機で乗ってきた小宇宙船に戻ろうとしたが、正常に動作せず、どこかわからない場所に転送された。

 乗ってきた宇宙船で待機していたコロムは、転送機の破壊により、アラスカらが戻ることがないと考え一人で地球に戻って、ローダンに報告した。

2022年2月8日火曜日

277 テラの剣闘士 大宇宙の誘拐者

  アトラン達は、更なる試練を与えられた。谷を横断してグライダーにたどり着かなければならない。谷では次々と障害に直面する。谷の上空には偽神達が集まっていた。

 グライダーにたどり着いたアトランらは、グライダーを奪い、乗ってきた宇宙船に向かった。小型爆弾を多数谷に仕掛けており、その爆発による混乱に乗じて、宇宙船に隠していた転送機で地球に戻った。小型爆弾の性能によって、地球の科学水準が、それまで偽神が考えていたものより高度であることが露見した。

 地球担当の偽神は、地球の技術水準について欺かれていたことがわかり、懲罰部隊を地球に送った。

 ローダンは、その懲罰部隊との戦闘中に偽神を誘拐することを計画する。アトランらは、偽神のいる宇宙船に潜入して偽神の誘拐に成功した。偽神は、グッキーとコレッロが超能力でつくる檻に閉じ込められていたが、その拘束から解き放された時には、石になっていた。

 

2022年2月7日月曜日

276 偽装作戦発動! 戦場は地球

  アトランは旧スプリンガー船で地球から火星に向かう途中で、大群の船に捉えられ、大群内の惑星に連れていかれた。

 その惑星で数度の攻撃に会い、その様子は偽神に観察されていた。大群内の戦闘員としての適性を見られていたのだ。

 大群の観察船は地球にも向かっていた。ローダンは、地球が二大勢力に分かれて戦争中であるように見せかけた。偽神はローダンに連絡を求めてきた。ローダンは地球を統一して偽神と取り決めを結ぶことを約束し、地球の混乱が収まるまで、地球から去ることを求め、その依頼は受け入れられた。

2022年2月6日日曜日

275 偽神の霊薬 西暦2000年への回帰

  第一使徒が大群の外で分裂した後、大群内に戻ってどうなるか調べるためアトランらは、小型艇で六角シリンダー宇宙船を追いかけた。

 宇宙船は惑星に降り立ち、第一使徒は分泌液を採取されていた。その惑星には偽神達も降り立ったが、いずれも病気や老化のため、具合が悪そうだった。

 偽神達は、採取された分泌液に浸り、元気になって飛び立った。

 大群は太陽系に向かって進んでいた。大群に収容されると考えたローダンは大群が脅威を感じて攻撃してこないように、西暦2000年当時程度の技術水準にあると見せかけようとした。

2022年2月4日金曜日

274 影なきオベリスク 地球へのテスト飛行

  二百の太陽の星でサイノスが追い詰められて姿を消すと同時に出現した影をもたないオベリスクの話を聞き、シェFはエルスメア艦長以下を惑星オベリスクに派遣した。

 数年前、影なきオベリスクが多数存在する惑星に調査に赴いたフン=チュインを隊長とする科学者たちを救出して二百の太陽の星に連れて行くとともにオベリスクの調査を目的とする。

 エルスメアらは、オベリスクからと思われる妨害を受けるが惑星の研究者たちは、オベリスクの援助を受け生き延びていた。

 エルスメアらは、科学者たちを宇宙船に収容して二百の太陽の星に連れていった。フン=チュインは、太陽の星のオベリスクを見に行って、痴呆化現象に対抗する装置を完成するヒントを得た。

 ワリンジャーとフン=チュインの研究が一応の完成をみ、実証実験のため、完成したネットを装着して地球へ飛行した。乗員の約六割は正常になったが、残りは凶暴化するなど不成功だった。

 地球では、正常な反応を示すものだけがネットを使用することとし、ベルカントは地球に残って研究を進め、ワリンジャーとフン=チュインは太陽の星に戻ってネットの改良をすることにした。

2022年2月2日水曜日

273《ジェヴァリ》の偵察兵 テラナーとサイノス

  タクヴォリアンとサンダルは、時間遅延装置を破壊し、アトランは宇宙船を小惑星から脱出させ、大惑星に向かった。

 大惑星は、第一使徒を乗せる六角シリンダーとその搭載品の製造と宇宙船の整備を担っていた。サンダルは、偽神を倒し、アトランらは大惑星を脱出し、マルコ・ポーロに収容された。

 ハイヌは、宇宙空間で謎の生物フロンを拾った。フロンの存在は目には見えず、ハイヌとだけテレパシーで話せた。

 サイノスは、ブルに連絡してきて、大群から手を引き、大群のことはサイノスに任せるよう通告してきた。ブルが拒絶するとサイノスの力を見せるため、ロルヴィクをサイノスの宇宙船に招待した。ロルヴィクはハイヌら対サイノスコマンドを連れ、宇宙船バタフライでサイノスの宇宙船に向かった。

 サイノスの宇宙船は、コレッロの取った方法を改善した方法で大群のバリアを突破した。

 サイノスの宇宙船は、一度は大群の宇宙船を撃破したが、結局大群の宇宙船に破壊された。ロルヴィクらは、バタフライで脱出し、マルコ・ポーロに救出された。

 バタフライは、サイノスのバリアの突破方法にヒントを得て、バリアを突破してブルに報告した。

 

2022年2月1日火曜日

272 《マルコ・ポーロ》強行出撃! 消えた仮面の男

  ローダンは、アトランらの救出のため、小型艇を出した。小型艇の転送機により順次転送してマルコ・ポーロに収容する予定だった しかし、大群の宇宙船が近づき、小型艇は退避せざるを得ず、救出はならなかった。

 受け入れ態勢にあったマルコ・ポーロの転送機から出てきたのは大群の従属種族の戦士(ラクーン)だった。小型艇に転送機使用に必要な情報を伝えたのを傍受されてしまったのだ。

 ローダンは、ラクーンと交渉しようとしたが、果たせず、やむなくロボット戦士を投入した。決して降伏しようとしないラクーンは全滅した。

 アラスカの顔に取りついたカピンの動きが活発化し、アラスカの体はエネルギーの膜につつまれた。

 その時、死んだ状態の4体のラクーンが発見され、同様に体がエネルギーの膜につつまれていた。

 エネルギーの膜は、転送機の役目を果たしており、ラクーンとアラスカは姿を消した。

 アラスカとラクーンが転送された先の惑星は偽神が支配していた。アラスカは捉えられ偽神のもとに連れてこられた。偽神から、アラスカの脳内の情報を得たことを告げられた。そのとき、アラスカの顔のカピンは偽神に移った。

 偽神は苦しみ出し、そのすきにアラスカは逃げ出した。ラクーンと対立している別の種族の者に助けられて、その種族の宇宙船で、惑星を脱出したところで、アラスカを追ってきたマルコ・ポーロに救出された。

 逃走の際、偽神を殺害する爆弾を置いてきたので、偽神から逃げ出したカピンの断片は、アラスカの顔に戻っていた。


 

 

2022年1月30日日曜日

271 パニック・フィールド突破! ケンタウルスの時間

  グッキーはハルトから大群内の重要な星系の位置情報を得た。同時にマルコ・ポーロは、同じ星系からと思われると放射を計測した。

 ローダンは、アトランを隊長とする調査船を出した。その星系は一個の恒星を回る巨大な惑星一個と、恒星と惑星を取り囲む多数の小惑星群で成り立っていた。

 小惑星群の入り口の小惑星には、巨大な転送機があり、近づく宇宙船を地下基地に取り込んで、乗組員を尋問していた。調査船は、転送機を回避したが、基地を探るグッキーは捕まって尋問を受けた。仲間に救出されたグッキーは爆弾をしかけ基地を爆破して転送機を使用不能にした。

 小惑星群の入り口に同じような小惑星があり、そこにも転送機があった。転送機を避けて着陸した調査船は時間の流れを遅くする攻撃を受ける。時間の流れの速度を変えられるミュータントのタクヴォリンはウィトとメルコシュを連れて調査のため、調査船を出た。小惑星にはアヒルの姿をした大群の従属種族がおり、並行世界からきたというトルドスに会った。トルドスは、大群と対立していた。

2022年1月27日木曜日

270 サイノスの実験 サイノスの攻撃

  ロルヴィクらは、秘密帝国(サイノス)がいるらしい惑星に出向いた。

 その惑星には希少鉱物を採掘する自由商人の住民がいた。サイノスは、その鉱物が実際より多量にあるようにみせかけ、住民の知性を活性化させていた。

 その惑星を大群内に取り込まさせ、住民に大群を攻撃させる計画だった。ロルヴィクらに妨害され計画が失敗したと考えたサイノスは、惑星に設置した装置を破壊し、立ち去った。

 宇宙船パスコン艦長らは、研究者を探し出し、二百の太陽の星に連れて行った。その研究者の中にサイノス4名が、研究者に化け潜入していた。サイノスは自らの計画に役立たせるために二百の太陽の星を支配下に置こうとしたが、中央プラズマに敗れた。

2022年1月26日水曜日

269 《マルコ・ポーロ》にて 三惑星ウィルス包囲網

  マルコ・ポーロの乗員が揃い、飛行可能になった。

 マルコ・ポーロの新エンジンで大群のバリアを突破できることがわかり、ローダンはグット・ホープⅡをマルコ・ポーロに収容して、マルコ・ポーロで大群に進出した。

 大群内で、アラスカらと合流し、第一使徒が罹患した伝染病のウィルスを抽出して、三惑星に拡散させることにした。三隻ののうち二隻はウィルス爆弾の投下に成功したが、一隻は失敗した。

 大群内にパニックが発生した。

2022年1月25日火曜日

268 未知への輸送 惑星コクーンの免疫者

  その惑星には、感染したが分裂を制御し健康な肉体を保っている者もいた。アラスカは健康体を自身の宇宙船でハチの巣型宇宙船が集結している惑星まで運び乗船させた。

 コマンドのブラゾン兄弟はハチの巣型宇宙船に密航し、大群の外に脱出した。ローダンは、大群から飛び出した宇宙船団の行く先を割り出し、分裂するための惑星のそばでブラゾン兄弟と連絡をとった。

 ローダンは気温と重力を調整する役割の宇宙船を破壊し、惑星住民を救うとともに、第一使徒の分裂を妨げた。ハチの巣型宇宙船は乗員を呼び戻し、大群からの指示により大群に戻った。乗員には病気が爆発的に感染していた。

 ローダンは病気に感染した第一使徒をとらえ、病原菌を抽出しようと考えていた。

2022年1月23日日曜日

267 突破作戦 黒い悪魔

  ローダンは、大群の内部に入って情報を収集するため、アラスカを隊長とするコマンドを選んだ。 

 コレッロの超能力により、大群のバリアに裂け目を作り、コマンド船は大群内の赤い恒星の前に出現した。

 その恒星の第三惑星は網の目状にエネルギー・レールに包まれており、地表に黄色の塊があった。コマンドはその惑星の調査を開始した。

 黄色の塊は、第一使徒で分裂に制御がかからないという病気にかかっていた。適度に増殖を抑えるため、エネルギー・レール上を黒い要塞が移動して、増殖部分を破壊していたのだった。

 アラスカは要塞を攻撃し、要塞内部に潜入した。要員は何者かに行動を支配されていた。要員を排除後、惑星上の第一使徒が今後要塞を使って増殖を制御することになった。

 遠隔地にいる司令部には、要塞の支配者の交代は知られていない。

2022年1月21日金曜日

266 七人の権力者 訓練惑星の妖女

  ローダンが諸種族に技術協力を求めるために開催した会議に、謎の異人があらわれた。

 ハイヌ、ロルヴィクら五人は、異人の宇宙船を追跡し、太陽系によく似た星系にたどりついた。

 第三惑星に降り立った異人を追って調査を開始した。その惑星は痴呆化しておらず七人の異人が惑星の住民の中に潜入して密かに支配していた。

 ハイヌらは、そのうち二人を拘束したが、二人は自爆し、爆撃されようとしたので、惑星を脱出し、グット・ホープⅡに帰還した。

 シェFは、400人の部下を連れてUSOの訓練用惑星に来た。そこで訓練をした人員で宇宙船を動かし、知性を保った人間を探すのだ。

 訓練用惑星で予期せぬ妨害が発生したが、中央制御センターの有機部分が狂っていたためだった。既に取り除いていたはずだったが予備が存在していたことに気づかなかったのだ。その予備部分も取り除いて訓練を終えることができた。

 

2022年1月20日木曜日

265 アマゾン最後の日 星々の洪水

  サンダルが乗った宇宙船が降り立った惑星は女性が男性に優位する惑星だった。

 宇宙船が降り立ってから、温度が上昇し重力が二倍になり、惑星の住民は全滅した。

 第一使徒は、一つの母体から七体が分裂した。

 ローダンは、大群のバリアを攻撃したが、効果がなかった。

 ローダンは、大群の進路上の惑星がどうなるか調べるため、進路上の惑星にアトランを隊長としてコマンドを送り込んだ。

 惑星に大群から宇宙船が降り立ち、恒星からエネルギーを取り込むと星系ごと遷移して、大群の進路上から取り除いた。

 

2022年1月19日水曜日

264 幸福の島 イザンティルムの従者

  サンダルは、タホンカの忠告により幸福の島を目指す。そこに、イザンティルムの第一使徒の療養所があるらしい。

 幸福の島にたどりつき、島の中心施設で第一使徒らしい黄色い生物を見つけた。そこには、病人と医師、看護者しかおらず、大群の指導者は、見つからなかった。

 サンダルは、ここでは求める復讐を果たすことができないと考え、脱出しようとする。

 回復した黄色い生物がシリンダーに収容されて宇宙船に積まれるのを見て、そのシリンダーに乗り込んだ。 

 シリンダーは、別の惑星に運ばれ、六角形のシリンダーを多数擁した宇宙船に積み替えられ、その宇宙船は、大群の外に飛び出した。

2022年1月18日火曜日

263 大いなる死 傭兵の星

  ホモ・スペリオルの知性が衰え、無気力となり、肉体的にも影響が出、絶滅した。

 逆に痴呆化した人間は、元の水準には及ばないが知性を取り戻しつつあった。ホモ・スペリオルの出現と滅亡は大群と関係があるらしい。

 傭兵として知られる攻撃的な種族プロスタスの母星で調査中のEX船は、調査中に痴呆化に襲われ、知性を保った人間は二人だけになり、宇宙船を飛び立たせることができずにいた。

 ローダンは、大群から出てきた宇宙船団を追い、EX船が着陸していた惑星にきた。EX船の乗員も知性を回復し、宇宙船団を攻撃したが、逆に攻撃されて破壊される。痴呆化しなかった二人は、船外にいて、グッキーらに救出される。

 プロスタスは、痴呆化の影響を受けなかったが、前文明の戦争による放射線の影響で知性化していたのが、原因と考えられた。

 大群からきた宇宙船は、キノコ型と蜂の巣型で、蜂の巣型の宇宙船の中には、黄色いものが入った容器があった。

262 惑星強奪者 黄色い征服者

  グッキーは、ハルトに助けを求めるため、ハルトとコンタクトを取ろうとする。ハルトにコンタクトをとれたが、ハルトは大群の中に捕らわれ脱出できないでいた。

 ハルトから大群についての情報を得る。大群は、必要な資源を得るため、惑星を大群の中に取り込もうとしているらしい。

 グッキーは、その惑星に降り立ち、惑星ごと大群に取り込まれる作戦をたてる。同行者をツバイ、アラスカ、トロナルに決め、作戦を実行する。

 予定通り、大群の中に入り、ハルトと連絡を取る。ハルトはクリスタル惑星に来るよう伝えてきた。

 クリスタル惑星に到着すると、その惑星には大勢のミュータントがいた。その惑星はミュータントの発するインパルスを増幅して発する役目を果たしていた。その発生装置は黄色の像をしており、ハルトはその像の目とされていた。

 グッキーらは、黄色の像を破壊してハルトを解放し、惑星にあった宇宙船を奪って飛び立った。大群は、必要な資源を得て不要になった惑星を大群から投棄しているとの情報をハルトから得て、丁度投棄予定のある惑星に向かい、その惑星とともに大群の外に出た。

 大群の後ろに待機していた、グット・ホープⅡに救出された。

2022年1月17日月曜日

261 太陽の都市へ 復讐者のシュプール

  ローダンは、アトラン、ロイド、イルミナとスペースジェットに乗り、撃墜される直前に脱出して、戦闘服を使って太陽の星に着陸した。

 キント・センターを飛び立ったパラダイスの探究者を乗せた宇宙船が、太陽の星にきていた。乗員のアナカが暗示能力を使いテラの駐在員を支配し、中央プラズマとスーパーインポジトロニクスの連絡を妨害する装置を設置していた。

 エツィアリストの科学者ヴァレインとメタバイオ変換能力者のイルミナの活躍により、ローダンは、妨害装置を除去してアナカを倒し、ラストホープから連れてきた科学者達を太陽の星に上陸させた。

 大群に戻る宇宙船にもぐりこんだサンダルは、宇宙船を操縦しようとしたが失敗し、大群内の惑星に不時着した。

 その惑星でタホンカに出会う。タホンカは大群内の住民で、タブーを犯し、逃亡してきていた。不時着した惑星は、大群内の住民の保養地だとタホンカに教えられる。


 

2022年1月15日土曜日

260 秘密帝国、ラスト・ホープ蹂躙

  ローダンは、大群がもたらした知能低下を解決するため、銀河諸種族の技術協力を呼び掛けるための会議を開いた。その会議に未知の種族が現れ、秘密帝国と名乗る。

 会議は、大群の遷移による衝撃のため、目的を果たさず散会。

 ローダンは、ラスト・ホープの技術者、研究者を二百の太陽の星に連れていく。中央プラズマは痴呆化の影響を受けていなかったが、援助を拒絶した。