ローダンは、重力惑星から脱出し、ソルで星系を離れたが、三人の乗員は救出できなかった。脱出の際、重力惑星の機器が破壊された
月の基地にコンセプトのグルケルが現れ、建設中の宇宙船を隣接惑星に運ぼうとした。ブル、ダントン、ワリンジャーは、それを阻止しようとした。月に何者かがいるのを知った黒い宇宙船が月に向かったが、最初の一隻が到着し戦闘が始まろうとしたとき、月の人工頭脳が防御バリアを張り、残りの宇宙船は月に侵入できなくなった。ブルは月に侵入した異人と休戦した。グルケルは姿を消した。
テケナーは、ハルト人宇宙船とラール人宇宙船の戦闘に居合わせ、破壊された宇宙船から投げ出されたハルト人を救出した。ハルト人は、暴れまくって宇宙船を航行不能にしたので、テケナーは、無事だったハルト船に救出され、ハルト人の住む惑星に向かった。ハルト人はマゼラン星雲内の惑星にいた。惑星には、大型のハルト人がおり、普通のハルト人より凶暴だったが、その凶暴性が増しており、普通のハルト人も凶暴化していた。もともと大型のハルト人は祖先の持つ凶暴性が強く、その存在を秘密にしてきたが、凶暴性が増した原因は、惑星に自生しているクリスタルの森から発する放射線にあるようだった。
ラール人の宇宙船にエネルギーを供給してきた公会議の種族が撤退し、ラール人はエネルギー問題を解決できずにいた。ティフラーは、銀河諸種族同盟と協力し、組織的にラール人に対抗するため、エラートに同盟のリーダーを探して、連絡をつけることを依頼した。エラートはリーダーのスセルプを見つけ、迎えに行った。スセルプは無人惑星に潜んでいたが、惑星に未知の基地があるのを知り、その基地にいた。エラートは基地の転送機に衝動的に飛び込み、精神だけ地球に運ばれたが、地球で危険を感じ宇宙に逃れた。基地の駐在人は、転送機で姿を消し、基地は自爆した。
スセルプは、すぐにティフラーのもとに向かわず、ラール人がブラックホール化計画を進めている場所に向かった。ヴァンネは、スセルプに連絡をとり、オリンプの皇帝をティフラーの元に運ぶように依頼した。
ローダンは、重力惑星に向かい三人の乗員を救出しようとした。重力惑星は重力の状態がおかしくなり、バルディオクの配下が、黒い宇宙船に救出を依頼していたが、果たせず、配下はローダンに救出を依頼してきた。ローダンは、救出と引き換えに、地球から小陛下と黒い宇宙船が撤退することと、三人の乗員の引き渡しを求めた。条件は受け入れられ、ローダンは、配下を包む球をソルに乗船させた。球の中では、それまでの配下よりも強力な配下ブルロクが生まれ、ソルの乗員の意思を支配した。そこに、テルムの女帝の親衛隊が現れた。ローダンが女帝から受け取っていたクリスタルが呼んだのだった。ローダンは、自身が球の中に入って、ソルから離れることを提案し、提案は受け入れられて、ローダンを入れた球は姿を消した。
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