2014年3月1日土曜日

クリスティ文庫(24)

 
 『未完の肖像』51、52頁に、「黄色い絨毯を敷きつめたように一面に桜草が咲き乱れている雑木林」という記述がある。
 前に読んだ短編にも黄色い桜草が出てきた。黄色の桜草は、日本の桜草とはちがう種類だろう。
 黄色の桜草を桜草と訳してよいのかは疑問だ。黄色かったら桜にはちっとも似ていないと思う。
 
 荒川沿いの桜草公園の田島ヶ原サクラソウ自生地の桜草
 
 黄色に見えるのは、ノウルシという別の植物だ。
 彩湖側の公園内にも桜草が咲いているところがある。
 
 荒川沿いの自転車道を走っていて、初めて桜草自生地の看板を見た時は、荒川沿い一帯に咲くのかと思ったが、今わかる範囲では、その看板がある一角と桜草公園と彩湖の横の公園にしか咲いていないようだ。
 それと鉢に植えられているのは、さいたま市内で時々見る。

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