『殺人は容易だ』、犯行の機会と犯人の意外性から途中で犯人について確信を持ったが、動機がわからなかった。
最初は、町の浄化という考えに取りつかれたのかと思い、次に特定の人間に対する愛情から、その人間に対して酷いことをした人間に対して報復したのかと思った。どっちにしても精神に異常をきたしているのだろうと思った。
最後の犯行の状況は、自分の考えた動機では説明できないと思ったら、実際違っていた。
ずいぶんとロマンチックなことを考えていたものだと苦笑する。
『ゼロ時間へ』、アリバイクくずしのトリックがわかったところで犯人はわかったが、動機がわからない。
別れた妻が経済的に困窮し、自分からはお金を受取ろうとしないので、遺産を受け取らせてあげようとしたのかと思った。つい、そこまで愛情が深かったのかと思ったら、これもまた大外れ。
今度もまた、ロマンチックなことを考えてしまった。
これだから、最近のストーカー事件は、なんだかわけがわからない。
久しぶりに萩尾望都の『ポーの一族』の短編『はるかな国の花や小鳥』を出して読んでみた。やっぱりこっちの方が好きだ。
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