『娘は娘』、読み終わってから、主人公が友人に「自分を知ったからといって何の役にたつのか、どうせ自分を変えることはできないのだし」と言ったのを思いだし、友人が何と答えていたか気になってその部分を読み直してみた(86頁)。
返事は、「・・少なくとも、自分がこれこれの場合にどんな行動をとるか、なぜ、そうするかーこの方がいっそう大切なことだけどーというヒントを与えてくれるでしょうねえ」というものだ。あまり参考にならない、というか、何を言いたいのかよくわからない。主人公もあまりピンとこない。
その後の主人公の言動を考えあわせて、主人公に対してよい助言になっていたことがわかった。が、自分にはあまり役に立たない。
自分は失言が多いが、あらかじめ話すことを考えておいて話したときに「まずいことを言ってしまった」というのではなく、止める暇もなく話してしまった場合にまずいことを言ってしまうからだ。これでは事前に自分がどういう人間かわかっていても、対処法としては、他人と会話しないということになってしまう。
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