その上を通って吹いてくる風のなかに、どぶ川の臭いが少し混じっている。この臭いは自分にとっては随分昔の記憶に結びついている。
若い人には、もしかするとこの臭いの経験がない人もいるかもしれない。
この悪臭は、当然予測できたはずだった。大宮第二公園の調節池に大雨で芝川から水が流入して、その水が引けたあとに残った泥から悪臭がしたのを経験しているからだ。芝生の上の泥が洗い流されると、悪臭はすぐにおさまった。
簡易な桟橋ができ、ボートが出て作業をしている。櫂でこがずに沼の上に渡したロープを引っ張ってボートを動かしている。沼の中央に青いドラム缶を四個四角につなぎ、ボート上に一人、ドラム缶を足場にして一人いる。ボートで直径15センチくらいの管を岸から引っ張りドラム缶で囲まれた水の中に入れている。
何のための作業かはわからない。
大宮第二公園の調節池が湖のようになったところ

水が引けたが、泥が残っている。

通常はひょうたん型の池の周りを芝生が覆っている。

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