2014年2月7日金曜日

グリーンベルト

 散歩していたら、いきなり「グーンベルトの上を歩きなさい。」という厳しい声がした。
 風で帽子が飛ばないよう下を向いて歩いていたので、びっくりして顔を上げた。向かい側から歩いてきた30代くらいの母親が道路中央側に走って飛び出している小学生の男の子達に注意した声のようだ。
 細い裏道で、アスファルトの道路の両端が一メートル幅くらいに緑色に着色されていて境目に白線が引かれている。着色されていない真ん中部分は自動車一台が通れるくらいの幅だ。緑色の部分が歩道ということだろう。意味としては「歩道の上を歩きなさい」ということだ。
 埼玉県に来て、歩道を示すために道路が緑色に着色されているのを初めて見た。県内ではさいたま市以外にも見られる。
 この緑色の部分を「グリーンベルト」と言うのを聞くのは初めてだ。「なんか、かっこいい、子供に戦隊ヒーローごっこをさせているみたいだ」と思い、「グリーンベレー」という単語が頭に浮かんだ。「グリーンベレー」からの連想と厳しく指示する口調が結びついて「かっこいい」と感じたのだろう。
 このグリーンベルトは正式な名称なのか、埼玉県以外でもやっているのかと思い検索したら、グリーンベルトは一般的には都市の緑地帯を指す。そういえば、札幌にいたときには、幅の広い車道の中央分離帯が緑地になっている場合に、そこをグリーンベルトと言っていた。
 

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