小説の小道
2014年2月10日月曜日
クリスティ文庫(13)
短編集『マン島の黄金』、クリスティの死後、出された。雑誌に発表された後、どの短編集にも載らなかったものが多く納められているということで、一つの性格でくくれないものが集まった。
その中で、「孤独な神さま」が一番気に入った。大人のおとぎ話のようだ。涙がじわっと出てきたところがあって、クリスティは泣かせる話も書けるのだと少し驚いた。笑わせることができることには気づいていたが、この話も最後の部分はユーモアで終わっている。
「夢の家」も結構気に入った。推理小説以外の長編にも期待が持てる。
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