短編集『リスタデール卿の謎』も初めて読むはずだが、どれもこれも読んだことがあるような気がする。これは、早川書房以外から別の名前で出されている短編集があり、それを読んだのだろうと思い、検索してみた。
やはり、創元推理文庫に『クリスチィ短編全集』というのがあった。埼玉県立図書館に1から5まであり、それぞれの収録作品を見ると1が『死の猟犬』で、2が『リスタデール卿の謎』だ。多分、長姉が買ったのを借りて読んだのだろう。記憶している程度と今読んでおもしろいと思う程度はだいだい一致するようだ。
短編集『リスタデール卿の謎』の方がクリスティらしいように思う。特にその中の「六ペンスのうた」が、クリスティらしい。関係者に話を聞いただけで謎を解き、真実はわかったが証拠はなく、罠をかけてその証拠を得る、最後にちょっとしゃれたことを書いて終わる。
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