2014年4月27日日曜日

猿岩石日記(2)

 パート2のまえがきに、以下の記述がある。

 ユーラシア大陸横断ヒッチハイクと闘う猿岩石を応援してくれたのならば、日本の芸能界で闘う彼らを是非応援してあげてください。
 間違いなくもっと厳しい闘いになるのですから・・・・。

 そして、有吉君と森脇君へ
 漢字の勉強をしましょう。

 
 誤字に対する態度が明らかに厳しくなっている。パート2を読むうちに同じ気持ちになる。傍点を目にするたびに正しい漢字は何かと考える。そのせいで自分の漢字の知識をたえず試されている緊張感を感じる。漢字クイズがやりたいわけじゃない。いいかげんに誤字をなんとかしろと言いたい。
 33頁、上段に「点適」が出てくる。「適」が間違っているのだろうが、正解がすぐに出てこない。下段36頁では「てんてき」とある。間違ってはいない。ただ、記述式試験であやふやな漢字をすべてひらがなで書くわけにはいかない。批判のハン、最小のショウ、非難のヒ、否定のヒ、それぞれ反、少、否、非じゃないかと迷った過去を思い出してしまった。自立と自律でも痛い目にあった。読んでいるうちに「滴」だと気付く。ヘンの間違いは結構ある。
 44頁、下段に「有吉、大活殺」とある。その場を大いに活気づけるような殺しか、いったい何を言いたい?意味自体とれない誤字が初めて登場した。同音異義語の間違いは、間違った漢字の意味の方がぴったりくることが多く、書いている人間の心境がわかっておもしろい。わかったうえでのギャグにもなる。しかし、これは?有吉が何をしたのかから考える。「カツヤク」とわかる。「役」のヘンを間違え「殺」になったのだろう。
 翌朝、目覚ましが鳴る前に目が覚め、ベットの中で暇なので、いろいろ考えていたら、「カツヤク」の漢字は「活役」ではなく「活躍」じゃないかと気づく。間違ったうえに更に間違える。ある意味、天才だ。それともつい真意が出たのか。確かに役にたつことをしている。真相はわからない
 

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