もう一度見に行くと、反対側の歩道にも、台詞付きのブロックが敷いてある。
探していたのと同じ意味のものが中間ぐらいの位置にあった。具体的な言葉は覚えていないので断言できないが、場所を動かしたようだ。
最初に見た台詞の意味は、愛する場合は、やりすぎずにほどほどにしておくようにというものだった。今、一番劇場に近い場所にあるのは、海が汲みども尽きぬように愛もどこまでも湧いてくるといったような意味だ。
台詞覚えが悪く正確に再現できない。
意図的に配置しなおしたのだとすると、現実生活にとって役立ちそうな格言よりも劇を見に来る人の気持ちに沿ったものに変えたのだろうと思う。
良薬は口に苦しというけれど、人間性と人生についての真実はとかく皮肉に満ちているような気がする。
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