2014年7月3日木曜日

社会と理科

 最近、関東の河川についての本で、利根川はもともと東京湾に注いでいたが、それを江戸時代に銚子で海に注ぐようにしたというのを読んだ。これは、今初めて知ったことではなく、子供の頃何かで読むか学校で習って知ったかすかな記憶がある。
 地理か歴史かと思い、小学校時代なら、社会科として勉強したのだろうと思う。
 扇状地や川の蛇行について読み、これは地学だなと思い、川の流速やその力について読むと物理の話かとも思う。地学も物理も理科だが、社会科と理科を相互に関連付けて学ぶ機会はなかったなと思う。
 学生時代は、傾向として、歴史と物理はおもしろく、地理と地学は退屈という感じがした。前者は「どうしてそうなるのか、なったのか」という物語があるのに対して、後者は単に暗記するだけのことが多かったからだ。
 地理と地学が本当はおもしろいのだと気付いたのは、大人になって、旅行先のことを自分でいろいろ調べるようになってからだ。見どころや特産物を調べると、自然に歴史や地理を知り、更に掘り下げると地質や気候の話にまでなる。
 一枚の地図が小説を読むより面白いことがある。

0 件のコメント:

コメントを投稿