2014年6月5日木曜日
ハリー・ポッター(4)
第二巻『秘密の部屋』465頁、リドル(ヴォルデモード)の言葉
「そうか。母親が君を救うために死んだ。なるほど。それは呪いに対する強力な反対呪文だ。わかったぞ―結局君自身には特別なものは何もないわけだ。実は何かあるのかと思っていたんだ。・・・」
第四巻『炎のゴブレット』上335、6頁、ムーディ(の偽物)の言葉
「・・『アバダ ケダブラ』・・・死の呪いだ」
「・・反対呪文は存在しない。防ぎようがない。これを受けて生き残った者は、ただ一人。その者は、わしの目の前に座っている」
第四巻『炎のゴブレット』下452頁、ヴォルデモートの言葉
「・・俺様が力と身体を失ったあの夜、俺様はこの小僧を殺そうとした。母親が、この小僧を救おうとして死んだ―そして、母親は、自分でも知らずに、こやつを、この俺様にも予想だにつかなかったやり方で守った・・・」
「・・昔からある魔法だ。俺様はそれに気づくべきだった。見逃したのは不覚だった・・・」
昔からあるという母親が使った死の呪いに対する反対呪文についての詳しい説明はこの後でも出てこない。
最低でも誰かが身代りになって死ぬことが条件になっているように思う。狙われた人間自身が使える魔法ではなく、自分のために代わりに死のうとする人間を自在に用意できないのだから、忘れられた魔法になっても不思議はない。
最初の四作の映画までは、最後まで見たにも関わらず、どうしてハリーが生き残れたのかよくわからなかった。
それに、どうしてハリーが襲われたのか、ハリーの額の傷の意味、ハリーとヴォルデモードの間にあるらしい何らかのつながり、ハリーがどうやってヴォルデモードを倒すのか、依然として謎は残る。
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