2014年6月19日木曜日

木下(きおろし)街道

 山本忠良、『利根川と木下河岸』に鮮魚を銚子から江戸に運ぶルートがでている。
 銚子から利根川を船で遡り、木下河岸から陸路で行徳まで運ぶ。夏の場合は生簀にいれて境河岸経由で船で運んだようだ。
 木下から行徳に運ぶよりも布佐から松戸を目指すルートの方が優勢だったらしい。今の千葉県観光マップを見ると、県道59号線に木下街道と書かれている。こちらが昔の「行徳みち」になるらしい。
 本には、「松戸みち」沿いの庚申塔が紹介されている。見に行きたいが、この本の記述だけでは探し出すのは大変そうだ。
 最近の観光ガイドは、ほとんど飲食店ガイドのようなものなので、歴史的なことも少し書いてほしいように思う。
 今あるがままのものを見るだけでは、多分どこの県道を歩いてもたいして違いはなさそうに思う。

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