2015年5月26日火曜日

フランス人は服を10着しかもたない

 本のタイトルを見て、トータルで10着だと思い、具体的内容がすごく知りたくなった。常夏の南の島なら簡単だけどと思ったら、テレビで著者が春秋10着、夏10着、冬10着でコート類は含まないと言っていた。
 つまり、今日何を着ようか、10着の候補から選ぶという感じらしい。多くの人はよく着る好きな服だけ残して、それ以外を処分したら実現しそうだ。
 だから、アマゾンの書評を見ると内容に共感して持っている服を思い切って整理したという人が結構いる。
 自分の姉はオシャレで流行に敏感で服をたくさん買うが、物が溢れずすっきりしている。どんどん買ってどんどん捨てているからだ。
 本の趣旨はもちろんたくさん買ってたくさん捨てるという意味でも、たくさん買ってその中から10着に絞るという趣旨でもないだろう。
 ただ、本を読んで共感した人は、まず今ある服を処分して10着にするところから始めようとするようだ。
 片付けのテレビ番組を見ても思うことだが、既に今あるものを無理に捨てなくても、すっきりした生活ができるんじゃないかと思う。
 それから、一番の疑問は一年を三つのシーズンに割り切れるのかということ。真夏と真冬に着る服ははっきりしているが、その間に着る服が問題だ。一年に一週間ぐらいしか着る機会がない服がある。それでも連続同じ服は着れないので、良質の値段の高い服でなくても何十年も持っている服がある。
 テレビドラマの「すいか」で売れない漫画家の女性のファッションが素敵だったが、札幌で同じ恰好ができるのは一週間ぐらいしかないように思う。これは、季節の狭間のかっこうではなく、札幌でもっとも暑くなる時の昼間に着たら寒いのを我慢せずに着られる服で、最近のさいたまなら何カ月も着る機会がある服装だ。
 関東は一番多くの季節の服を楽しめるように思う。それから春と秋に同じ服でいいはずがない。春には夏を先取りした色と質感の服を、秋には冬を先取りしたそれを考える。桜が咲く花見に着る服と、紅葉を愛でる観楓会に着る服は違う。
 多分、それでいくと年間30着ではなく数十着になるように思う。更に、買って失敗したり、気候的に年間に着る機会が少ない服など、捨てれば捨てられるけれどまだ着られる服をいれるとトータル100着くらいになるんじゃなかろうか。

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