2022年3月30日水曜日

324 パインテクの陰謀 ユーロクとの戦い

  ローダンらは惑星に降り、装置を調べ始めた。脳を取り出して転送できる機械を見つけた。

 トリトレーアは装置が一部故障しており、一回の使用で使用不可能になると話した。ゼノは自分が帰還したくて、ローダンを攻撃し、強引に装置を使用した。

 転送先で爆発したことが計測された。ゼノは反世界から来るときに正物質に転換されており、ローダンのほうが転換されていたと考えたのは間違いだったのだ。

 さらに、転送機はまだ、使用可能だった。トリトレーアは、ローダンの助けをこの先も期待しており、ローダンの帰還を妨害しようとしたが、失敗し、ローダンは転送機で故郷に戻った。

 

2022年3月29日火曜日

323 カトロン脈 永遠とのコンタクト

  ローダンとトリトレーアは転送機で脳移植惑星に戻った。脳移植惑星にあった石化脳は覚醒し一体が肉体に脳を移植し海底にあった艦隊を動かし、天変地異を引き起こした。

 天変地異により都市が破壊され、略奪者が行動を起こした。石化脳は、略奪者と行動を共にしたが、都市の住民に殺された。

 ロボット艦隊も帝国の艦隊に撃破された。

 ヘルタモシュは、ロボット部隊に攻撃され、転送機を破壊し、搭載艇で惑星を脱出し、同星系の他惑星に降り立った。その惑星にはアンドロイドがおり攻撃を受けた。ガイトはローダンが戻った場合にヘルタモシュの居場所を教えるため、搭載艇で元の惑星に戻った。

 ローダンが、予備の遠征隊とともに戻って、ヘルタモシュらを救出した。

 脳移植惑星では、脳移植ができなくなった。

2022年3月28日月曜日

322 静かな監視者の惑星 過去から来たゴリアテ

  塔のホールに突然エネルギーの泡が生じた。その泡の中から、トリトレーアが現れた。死んだユーロクの資料に両銀河を結ぶ転送機があることがわかり、それによって現れたのだ。

 だが、考えたのとは違う惑星に出たという。ローダンは、人口脳から転送機の起点の情報を得て、その惑星に向かった。その惑星から強力なハイパー波が出ていた。そのデータは唯一の脳移植が可能な惑星が持つデータに一致した。脳移植による寿命の延長も人口増により内部崩壊を起こす攻撃計画の一部だったのだ。

 ローダンは惑星に降り立ち、石化脳と話した。石化脳を説得したと思ったが、攻撃を受け宇宙船は破壊された。転送機によって救援を呼ぶしか帰還の方法がなくなった。石化脳を一体だけ残して破壊した。残した脳を科学者に移植して、情報を得た。

 ローダンらは、闘争によって、惑星の保安機構を無力化した。

2022年3月27日日曜日

321 幽霊ごっこ 自殺艦隊

 石の脳が語った兵器が存在する惑星に向かった。惑星の人工頭脳が兵器の内容を教えた。人為的に繁殖衝動を高めるものだった。

 ヘルタモシュらは 、自分たちが人為的に創造されたものだと考え、絶望し集団自殺を図った。ローダンは集団自殺の儀式を司る司祭を誘拐して、搭載艇で石の脳があった惑星に戻った。

 ローダンは、ヘルタモシュに攻撃は失敗していたのだと話す。計画内容と実際が異なっていたのだから。ヘルタモシュは証拠を求めた。ローダンは人工頭脳をだまして、計画内容を変更させ、自分の嘘に一致する内容に変更する。

 ヘルタモシュは、変更内容を信じ、自殺を取りやめ、ローダンと和解する。

2022年3月26日土曜日

320 大執政官の死 狂った脳

  偽ローダンの側近たちは、本物のローダンか疑い始めた。ブリーはオラーナを呼びよせた。

 オラーナは偽ローダンのあからさまな求愛行動に衝撃を受け、オラーナの反応から、偽ローダンは偽物とばれたと察し、小型艇で逃げ出した。

 デイトンは、あらかじめそうなることを予想して小型艇のエンジンに細工をしていた。

 タフンに向かった偽ローダンは途中でエンジンの不調のため、USO基地に降りた。後を追ったアトランは、偽ローダンの脳とは別にローダンの脳が生きていると確信を得て、偽ローダンの脳を破壊し、肉体を生命維持装置につないだ。脳を取り出して人工物であることを確認した。ローダンに似せたロボットに身代わりを務めさせることにした。

 ヘルタモシュは、隣接銀河に遠征隊を派遣した。ユーロクが死んだユーロクの資料を提供し、有望な情報を得られそうな惑星から調査を開始した。

 惑星はバリアに包まれていて近づけなかった。ローダンは通信を試み、返事があった。小搭載艇で着陸を許され、ローダンは、ゼノ、ガイト、ガイトの叔父と惑星に着陸した。交信相手は石の脳だった。同行の申し出を断ったため、搭載艇を破壊され、惑星に足止めされた。ガイトの叔父は寝返ったふりをして脳に近づき脳を破壊しようとした。

 戻ったガイトの叔父は、立ち去ることを許されたといい、用意した宇宙船に乗り惑星を離れた。安全な地点にきたところで、ガイトは叔父を破壊した。叔父の脳が惑星の脳と入れ替わったのだという。

2022年3月25日金曜日

319 カトロンの異人 対抗策

  ヘルタモシュは、正式にレイチャに就任するため帝国中心惑星に降り立った。帝国は人口過密の問題を抱えていた。ヘルタモシュは隣接銀河への移民を考えていたが、過激派は、他の種族を武力で攻撃して排除して、居住空間を増やそうとしていた。

 ローダンは、隣接銀河の支配者の振りをして、移民を受け入れると表明した。

 アンティは、偽ローダンを機械装置により支配しようとして失敗した。反それは、偽ローダンの脳波を変更して、ローダンがコンタクトできなくしようとしており、ローダンの側近に脳波が変化した理由を与えようとしたのだった。

2022年3月24日木曜日

318 フルロックの聖域 レイチャの後継者

 ローダンはユーロクから聞いた惑星に向かった。

 搭載艇で惑星に降りたローダンらは、巨大宇宙船の内部で神官と蛮人に会った。神官に案内されて神とされている石化した脳と話をした。脳は、宇宙船はユーロクの話した古い種族ペルトゥスのもので、他の石化した脳を探すように話した後、砕けて死んだ。

 ヘルタモシュはレイチャの死の報告を受け取った。その後、レイチャは死ぬ前に新たに過激派の若者を後継者に選んだことが明らかになった。

 過激派が偽の証拠をでっち上げたのだ。死んだレイチャは肉体と脳を分離され、肉体は宇宙に、脳は完全に死ぬまで安置される。

 ローダンは、脳を奪取し、移植惑星に運び、別の肉体に移植した。レイチャの脳は後継者はヘルタモシュで変更がないと話してから完全に死んだ。その様子は全世界に中継された。

 

  

2022年3月22日火曜日

317 サイナック脳の謀略 ムクトン=ユルの叛乱

  ローダンは、追ってのサイナック・ハンターのトリトレーアを罠にかけて捉えて話をする。

 トリトレーアはローダンの話を聞き協力することにした。ユーロクと同様に太古に栄えて滅びた種族が必要な情報を知っているかもしれないと話す。

 ローダンは、ドインシュトによって、再びアンドロ脳とコンタクトを取り、偽ローダンの発した命令を反故にして危機を回避したが、アトランに事情を知らせる時間はなかった。

 トリトレーアは移植惑星の支配者にサイナック脳を殺すことはできないと話す。叛乱グループのムクトン=ユルの指導者がユーロクだと聞いていた支配者は、トリトレーアを疑ってもう一人のユーロクのノクの脳をハンターにした。

 トリトレーアはノクが叛乱の指導者と知り軍部の指導者と共に反乱軍を鎮圧した。反乱軍の残した資料でトリトレーアは疑いを晴らし、支配者からサイナック脳に対する裁量権を与えられた。

 トリトレーアは、先に話した滅びた種族が有していた他の星団についての情報をローダンに渡した。

 

 

316 飛行都市 無限からの警告

  ローダンらを襲った者のリーダーは、アッカローリー(反物質の世界)の脳を持ったゼノだった。ローダンの脳も反物質にされていた。

 ゼノは事故で故郷惑星から飛ばされ、脳移植後、犯罪者集団の商人に騙されて惑星に遺棄されたのだった。ローダンらも商人の一味と思い襲い、搭載艇のバリアだけ破壊するつもりで、誤って航行不能にしてしまったのだ。

 故郷星団の情報を求める共通の利害のため協力することにしたが、情報は得られなかった。

 ヘルタモシュの迎えの搭載艇で惑星を離れ、もう一度アンドロ脳とコンタクトを試みることにした。

 移植惑星に戻り、もう一度アンドロ脳とコンタクトをとり、アトランと短い会話を交わしたが、アトランには、真実を伝えることはできなかった。

 

2022年3月21日月曜日

315 秘密臓器コマンド出動! ユーロクの遺産

  ヘルタモシュの部下トラシュティンが重傷で脳を移植する必要があった。ローダンは彼の体に入ることにした。

 作戦が成功して無事移植は成功した。

 故郷銀河の捜索のため、古代に栄えて絶滅した種族ユークロの惑星トレーチャーに行って情報を得ることにした。サイナック・ハンターはユークロの最後の生き残り二人のうちの一人だった。

 学者ガイトと二人で搭載艇で惑星に降りた。後日、ヘルタモシュが迎えに来る約束だった。

 惑星で二人は襲われた。実験に失敗して遺棄された者たちで、”かれ”の命令で襲ったという。

 情報を蓄えた施設も破壊され、搭載艇も破壊されてしまった。

2022年3月20日日曜日

314 マクツアドシュの地獄 サイナック・ハンター

  ハクチュイテン=ローダンはヘルタモシュに同行して帝国の主惑星の首都についた。ハクチュイテンはヘルタモシュの政敵の興味を引き付け拘束されそうになり、なんとか逃れた。が、政敵に刑事犯として告発され、窮地に陥った。

 脳移植惑星の政府主席は、サイナックの死亡に疑いを持ち、サイナック・ハンターを投入した。ハンターはサイナックがハクチュインの体を持ち、体を交換するために脳移植惑星に戻ると推理した。

2022年3月19日土曜日

313 ゼロ時間の橋 ヘルタモシュ誘拐計画

  科学者ドルイシュトは、ローダンの脳とアンドロイドの脳をテレパシーでつなげることができた。

 ローダンは、一時アンドロイドの脳を支配できたが、”反それ”に妨害された。

 ドルイシュトは臓器ブローカーのハクチュイテンに脅迫されていた。ローダンが移植された体に拒絶反応が生じ、別の体が必要になり、ドルイシュトは、ローダンの脳をハクチュイテンに移植した。

 ハクチュイテンは、帝国の次期指導者ヘルタモシュを誘拐して脳を交換して、その脳を通じて帝国を支配する計画を進めていた。

 ローダンは、計画を阻止してヘルタモシュを救い、彼の信頼を得た。

312 脳マーケット ノパロールの地下霊廟

  気づくとローダンは脳がたくさん並べられているところにいた。

 そこで科学者に購入され、従者種族の体に移植された。

 科学者の助手のすきをついて逃亡し、地下霊廟に潜んでいるところで商人に出会った。

 商人の紹介で天文観測所に雇われて、記録保管所で銀河のデータを探しているところを咎められ、再び逃亡。逃げられずに投降すると追ってきたのは、最初に買われた科学者だった。

 科学者にすべてを話して援助を求めた。

2022年3月18日金曜日

311 時間改変 盗まれた脳 

  ローダンとローダンⅡは基地内でつかみあってもみ合う間にローダンⅡは頭を機械に強打して死亡した。元の世界に戻ってからPADの発生はなかった。

 コル・ミモはタイムマシンでの歴史改変に対する考え方の違いで、ローダンを敵視した。

 コル・ミモは監視下に置かれていたが、ミニ転送機で監視の目をくぐり南極に置かれたタイムマシンの中に現れた。

 ローダンのみをタイムマシンにいれ、ローダンを拘束して、転送機で地下の隠れ場に移動した。地下で人工の脳とローダンの脳を交換し、タイムマシンを爆破し、そのエネルギーでローダンの脳を遠方に送り出した。

 爆破場所でアトランはローダン(脳はアンドロイド)を発見し救出する。コル・ミモは宇宙船で地球を脱出し、タイムマシンが元置かれていた惑星に向かうと考えたアトランは先回りして待ち構えた。現れたコル・ミモを拘束しようとしたアトランの目の前でローダンは、コル・ミモを射殺し、研究施設とタイムマシンの破壊を命令した。ローダンは、”反それ”の指示に従っていた。

2022年3月17日木曜日

310 タイムマシン狩り 時間遠征

  アラスカは、コル・ミモの正体を知るために彼を訪問した。コル・ミモが人類を救う計画があると知り協力することにする。

 コル・ミモの計画は、タイムマシンで過去を変更することだった。科学者のグループが秘密裏にタイムマシンを制作していることを知っていたコル・ミモはアラスカらの協力を得てタイムマシンを手に入れる。

 過去の変更点は、ローダンがローダンⅡを殺害する方法にある。射殺ではなく、ローダン自身の手で直接殺害すべきだとする。そのほうがローダンの勝利が完ぺきであり、それによってPADの害から逃れられるという。

 ローダンは、その考えに賛同する。

2022年3月16日水曜日

309 ポジトロニクス争奪戦 反ホムンクの強襲

  ポスビ船が救難信号を発し二百の太陽の星を目指していた。ワリンジャーは科学者を乗せて二百の太陽の星に向かった。

 中央プラズマはPADに対抗できていたが、中央ポジトロニクスに使われている生体プラズマが罹患しており、ポスビ船に危険な命令を与える可能性があった。

 テフィは二百の太陽に降り立ち、グッキーに救出された。ワリンジャーはバクテリアを集める方法を見つけ、バクテリアを集めて密封した。

 そのバクテリアで中央ポジトロニクスの生体部分を食べさせ、中央ポジトロニクスの支配権を中央プラズマに取り戻させた。

 PADの症状は最終段階に達し、人類は生きるエネルギーを失い、死を目前にしていた。

 事故にあってPADの免疫を得たコル・ミモは解決策を探していた。コル・ミモを暗殺するため人工生物の反ホムンクが襲ってきたが、コル・ミモが勝利した。

 

308 アンドロメダの危機 アンドロ・ペスト

  ルックアウト・ステーションはすでに病気に侵されており、マークスとテラナーが戦闘中だった。ティフの乗った宇宙船は攻撃を受け損壊、先に到着した宇宙船は、ティフらが爆弾を投下。

 ミッドウェイ・ステーションから様子を見に宇宙船がきた。ミッドウェイ・ステーションはまだ病気に侵されておらず、ティフが状況をわからせ引き返させた。

 最後に残った宇宙船で基地の生存者と共に地球に帰還するため出発。途中、故障のため船外に出て修理中、アンドロメダの未知の惑星からの通信をとらえる。

 その後、乗員の体内に異物が発生。摘出して分析するとバクテリアだった。先ほどの通信の途中にルックアウト・ステーションがありPADに感染して変異したらしい。

 バクテリアは、プラスティックを溶かし、地球まで持たないと判断したティフは二百の太陽の星を目指した。途中乗員の叛乱にあったが、制圧して二百の太陽の星に到着した。

2022年3月12日土曜日

307 ネーサン暴走 マークス惑星応答なし

  新アルコン人の惑星で病気に対する対抗策が見つかったと連絡がはいるが、その惑星に連絡を取ろうとしても応答がない。

 アトランは自身でその惑星に向かった。対抗策は見つかったが惑星の統治者が秘匿していた。科学者が独断で連絡したのだ。

 ハルト人が惑星に着陸して攻撃を始めた。新アルコン人は、対抗策を適用し、ハルト人は撤退し始めたが、科学者はハルト人に地球を攻撃するよう暗示をかけていることに気づいた。

 アトランは装置を破壊し、ハルト人は暗示から脱して惑星の破壊を始めた。

 月のネーサンの有機脳部分も病気にかかっていることがわかり、有機脳部分をポジトロニクスから分離した。

 マークスと地球人が駐留する基地との連絡が途絶え、ティフらは様子を見に行った。マークスとは連絡が取れ、バリアを張っているので病気に感染していないというが、様子からして感染している。地球人は病気のため、地球に戻ろうとしたので、バリアの秘密を守るため殺害したという。

 マークスはアンドロメダ星雲に戻ろうとして一隻飛び立った。ティフはマークスの帰還を妨げるため、もう一隻のマークス艦に潜入して減圧室に隠れた。

306 焦点メド・センター 銀河の深淵

  調査研究船から感染者が出て、感染経路はハイパーカムと考えられた。タフンの研究者の実験でハイパーカムで感染するウィルスが特定された。その瞬間、ハイパーエネルギー機器が爆発した。

 地球から入植した惑星にハルト船が現れ、地球に向かうのを阻止するため、惑星の宇宙船を破壊し始めた。そのハルト船をアコン船が攻撃した。

 トロトも病気に感染して、アトランを攻撃した。レムール人を祖先に持つアルコン人、アコン人に対する祖先の憎悪がよみがえったらしい。

 アコン人も同様にハルト人に対する憎悪と恐怖がよみがえったようで、ローダンに同盟してハルト人を攻撃しようと提案してきた。

2022年3月11日金曜日

305 <星の時>作戦 テラへの巡礼

  PADはマルコ・ポーロ乗員以外にも広まった。太陽系帝国の混乱に乗じ、優位性を取り戻そうと、アコン、アラス、スプリンガー、アンティがローダンとアトランの暗殺を計画し実行に移したが失敗して逃走した。

 犯人が乗った宇宙船を追いかけたアトランは、宇宙船を砲撃して破壊した。アトランもPADに罹患していたが、その症状は攻撃性が強まるというものだった。

 PADの症状は故郷に戻る衝動に変化した。植民惑星の住民が故郷の地球に押し寄せ、ローダンはかろうじて船団の地球着陸を阻止した。

2022年3月10日木曜日

304 氷惑星の決闘 PADを追って

  両ローダンは、惑星に不時着した。大気がなくUSO基地に早くたどり着いた者が勝利する。

 両ローダンは、基地の前で対決し、ローダンが勝利した。ローダンらは、元の世界に戻った。

 元の世界に戻ってからエイスベルトは、変化に気づいた。休暇を取り趣味に没頭する人間が増えた。

 それまで理性で抑えていた衝動や願望に支配され、常軌を逸する行動を取るものが現れ、ローダンも危機感を抱いた。病気をPADと名付け、マルコ・ポーロ乗員をルナに隔離した。

303 策謀のギャラックス=ゼロ 恒星マラソン

  デイトンは、ギャラックス=ゼロの司令官のオラーナにローダンを罠にかける計画に協力するよう強要する。

 父親を人質にとられたオラーナは、協力せざるを得ず、ローダンと連絡をとる。オラーナから父親がギャラックス=ゼロに拘束されていることを知ったローダンは、救出のためギャラックス=ゼロに攻撃を仕掛ける。ローダンⅡらは、待ち構えていた。

 戦闘中父親が死ぬのを見たオラーナは、復讐のためエネルギーセンターで機器を暴走させ施設を爆発させようとする。爆発することを知らされたローダンらは撤退し、ローダンⅡも爆発前に脱出した。オラーナは戦闘中死亡した。

 科学者は、メンタル面だけが真逆の世界に転送されるのは、偶然ではありえず何らかの意図が働いており、その意図はローダン二人を対決させ、優劣を決めさせることだと考え、ローダンがローダンⅡを倒せば、元の世界に戻れると仮説を立てた。

 ローダンは、ローダンⅡと直接対決するため、ローダンⅡが参加する恒星マラソンの中継点で待ち構えてマルコ・ポーロでマルコ・ポーロⅡを攻撃することにした。

 ローダンの奇襲が成功して、マルコ・ポーロⅡが破壊され、ローダンⅡはダントンⅡと小宇宙船で脱出した。

 ローダンもアトランと二人で小宇宙船で追いかけ、攻撃を仕掛け、相手が逃げ込む先に先回りすることにした。

2022年3月9日水曜日

302 パルピロンの闘技会 権力の勝利 

  ローダンは、旧ミュータントのいるワーベ1000に向かった。オクストーン人二名が警護しており、ミュータントは既に連れ出されていた。

 ミュータントはPEW金属でできた鎧を着て騎士惑星にいると推測したローダンは、騎士惑星に向かった。

 騎士惑星で二名のミュータントを発見し、寺院に隠されていたPEW金属を奪って、逃走した。

 アトランⅡは、アルコン人を活力ある人間にするための遺伝子操作に取り組んでいる惑星にローダンらが現れると予測し、先回りする計画をたてる。

 ローダンⅡとアトランⅡは並行世界から来たという触れ込みで当該惑星に入り込み、帝国に抵抗する戦力の内容を知る。

 ローダンは、アルコンⅡの予想通り、当該惑星に赴くが、艦隊が潜んでいることに気づき逃げ出す。

 ローダンⅡは正体を現し、当該惑星を攻撃し、恒星もろとも星系全体を破壊する。

 


 

2022年3月8日火曜日

301 死へのテレポート ラス・ツバイ救出作戦

  ラス・ツバイは宇宙船の外でパラライザーで気絶して取り残され、マルコ・ポーロはラスⅡを乗せてとびたった。二人が入れ替わったのは気づかれなかった。

 ラスはマルコ・ポーロⅡが修理後飛び立つのを妨害したが、その責任を取らされ、将校が処刑されそうになったので、自分の仕業と名乗り出て拘束された。

 拷問されている間に医師のアラスの援助で逃げ出すことができた。

 ローダンは、かつての政敵テルヘラがオリンプで仲買人をしているので、援助を求めに訪問した。その時、ラスⅡがローダンを殺そうとしたので、逆にアトランに殺された。

 ラスが地球にいるのを知ったローダンはグッキーらを救援に送った。グッキーらはテルヘラの援助を受け転送機で地球に向かい、アフリカでラスを見つけた。

 月の裏側にローダンとアトランだけが知る秘密基地があり、その基地のスペースジェットで宇宙に脱出してマルコ・ポーロに戻った。

300 太陽系帝国の守護者 不可視の領域

  小天体(ワーベ1000)が安定軌道にのれず、恒星にひきつけられていく。観測艇はマルコ・ポーロに救援を求めに飛んだ。

 小天体の中の未知の機械が攻撃してきたが、PEW金属の知性体(ペイルン)の協力により機械を無力化した。

 マルコ・ポーロは間に合って小天体を安定軌道にのせた。今後、ペイルンと8名のミュータントは協力していくとの協定を結んだ。

 ワリンジャーは有機脳とポジトロニクスを有し、人間の外見を持つアンドロイド一体を制作して、小天体に残すことにした。

 ローダンは選挙に間に合うように地球に戻り、圧倒的多数で再選された。

 ローダンは宇宙空間で新エネルギーを得る実験をした。実験に失敗して地球に戻ったが、もう一隻のマルコ・ポーロも地球に戻った。ローダンらは、メンタリティが真逆の世界に移行してしまっていた。

 ローダンらは拘束されたが、ローダン一人秘密裏に脱出し、外部に助けを求めた。元の世界の政敵が援助して、マルコ・ポーロと乗員を救い出し、現世界のマルコ・ポーロを攻撃して追跡でないようにして宇宙に飛び立った。

2022年3月7日月曜日

299 最後のかくれ場 旧ミュータントの帰還

  ダントンは地球から情報を得て艦隊テンダーでローダンのもとに飛んだ。

 旧ミュータントに適した小天体をテンダーに乗せ運び出そうとする。適切な天体を選び、その天体を攻撃するとパラマグに思わせ、避難のため退去させたのち無人の天体を運び出した。

 小天体はハルト人の旧基地に隠し、ミュータントを必要とする際に人間に一時的に乗り移らせようとする計画だった。

 目的地に着き、目標の軌道に乗せようとしてテンダーが離れたときに、隠れていたパラマグが攻撃してきた。観測のため外に出ていた小宇宙船を残してテンダーは破壊された。

 旧ミュータントは、8人の超能力を結集し、一体になった。その時、パラマグはPEW金属からハイパー空間に投げ出された。

 

298 反物質兵器の恐怖 ハイパー嵐のなかの小惑星

 太陽系内で宇宙船が破壊された。彗星の小天体から攻撃を受けたらしい。様子を見るよう命令が出されたのに背いてテルヘラは小天体に攻撃をしかけ多数の艦隊を失った。

 重力嵐のなか、ローダンのもとから来た宇宙船が地球に到着し、ブルにも攻撃の内容がわかった。パラマグはSEW金属を利用した転送機を有し、その転送機で太陽系に現れ、反物質兵器で攻撃したのだった。

 地球には、反物質を有さない物質で覆われた宇宙船があり、ブルは、その宇宙船に乗り同物質に覆われた爆弾で攻撃して、パラマグの基地を破壊した。 

 旧ミュータントは負傷した大勢のパラマグ戦士を見たとローダンに報告したので、ローダンは太陽系侵攻が始まったのを知り、PEW転送機の破壊のため、グッキーらを送り込んだ。

 転送機の爆発により転送機のある惑星がハイパー空間に消えた。

2022年3月5日土曜日

297 メタ心理戦争 パラマグの戦い

  オクストーン人は転送機でマルコ・ポーロに戻り、代わってトロトとグッキーが隕石に転送機で向かった。出たところは11万年前の惑星だった。まだ、小天体に分割されていない。

 パラマグは、PEW金属がある惑星を探すため宇宙船を派遣するところだった。宇宙船にはPEW金属が使用されているため、PEW金属の減少を理由に、宇宙船の派遣に反対する勢力もあった。反対派が宇宙港を反物質の武器で攻撃した衝撃で、トロトとグッキーは6万年未来に向かって移動した。

 惑星は小天体に分かれ、隕石宇宙船の準備が進んでいた。100年前に調査宇宙船が戻りPEW天体の発見を報告したので、その天体に向かうところだった。その天体は太陽系の小惑星群だった。

 グッキーは、自分たちが隕石宇宙船の太陽系派遣を失敗させたと考え、宇宙船のポジトロニクスに細工を加え地球と反対方向に向かわせた。

 隕石宇宙船の遷移の衝撃で、グッキーらは、現代に戻った。

 ローダンは隕石宇宙船内の太陽系に関する情報をパラマグに与えないように隕石に戦闘員を派遣した。PEW金属の知性体がロボットを使って抵抗するため、アトランは知性体と連絡を取ろうとする。連絡が取れて情報を引き出そうとしたとき隕石内のパラマグが撤退していると連絡が入り、ローダンは隕石内の記録装置を破壊して撤退を命じた。

 パラマグは隕石を破壊した。小天体に残った旧ミュータントはパラマグがPEW金属を有する天体の情報を手にしたと知りローダンに連絡した。

 ローダンは、パラマグと話し合おうとしたが、パラマグは話を聞こうとしないため、地球に警戒態勢を取るよう連絡しようとしたが通信状態が悪く連絡がつかない。

 

2022年3月4日金曜日

296 パラドックス知性体 荒廃した世界

  旧ミュータントは、パラマグに移って調査を続けた。パラマグがPEW金属内を移動するのは、隕石宇宙船の操縦のためだった。

 しかし、退化したパラマグは正常に動作できない。知性を持ったPEW金属(パラドックス知性体)は、パラマグから隕石の支配を奪い大距離を遷移した。隕石は赤い恒星を廻る小天体の中に実体化した。そして、パラドックス知性体は存在を消した。

 その時、外から呼びかける声が届き、新たにパラマグが出現した。小天体から来たらしい。

 旧ミュータントはパラマグに移り小天体を調べていたが、パラドックス知性体が活動を開始したため、パラマグは隕石から退去し、隕石を封鎖した。旧ミュータントは隕石内に帰れなくなった。

 隕石内には旧ミュータントを支援するために送り込まれたオクストーン人二名が残っていた。

2022年3月2日水曜日

295 反世界のステーション 目的地は未知

  旧ミュータントはマルコ・ポーロを乗っ取って隕石を追って飛び立った。

 ラスとグッキーはマルコ・ポーロにテレポートした。旧ミュータントはマルコ・ポーロの制御に失敗し、失神したところをラスとグッキーに拘束され、マルコ・ポーロは惑星に戻った。

 グッキーは旧ミュータントを逃がしてしまい、旧ミュータントはまた惑星住民のSEW金属の飾りを奪い、病院船を乗っ取った。しかし、病院船は惑星に墜落した。

 遭難した乗員を救出する際に、反世界のステーションに遭遇した。

 ローダンは旧ミュータントを救うにはSEW金属しかないと考え、旧ミュータントを乗せマルコ・ポーロで隕石を追うことにした。

 隕石から救難インパルスをとらえ、グッキーらは、隕石内に入った。

 顔がサル、体がビーバーに似た知性体(パラマグと名付けた)がおり、ウィルス集合体に襲われていた。パラマグは隕石宇宙船で惑星に墜落し、それ以後の記憶がない。どこに向かって飛んでいるのかもわからない。パラマグはSEW金属内を移動することができる。


 

2022年3月1日火曜日

294 アスポルク救援船団 サヴァイバル・スペシャリスト

  ローダンからアスポルク(PEW金属のある惑星)への救援要請を受け、ブル、ダントンらは、対応に当たった。

 食料に毒を混ぜられる妨害にあうが、黒幕はわからなかった。

 アスポルクの住民の頭のPEW金属の飾りからの放射が減っていき、旧ミュータントはローダンに隕石の近くに連れていくよう求めるが、危険だと断られる。

 旧ミュータントは住民のPEW金属の飾りを奪い、住民に乗り移り、マルコ・ポーロに乗り込んだ。