2015年7月4日土曜日

禁句

 昨年、「ハリー・ポッターと死の秘宝」を読んだ時には、結婚式の最中に襲われて死の秘宝を探す旅を始めた最初に、非魔法界のカフェで居所を直ちに突き止められたエピソードは、あまり重要に感じられなかった。ただ、どうして居所が突き止められたのかという理由は記憶に残った。
 今年、実はかなり重要なエピソードだということに気づいた。
 このエピソードがなければブラック邸に行くことはなく、行かなければロケットも見つからない。食べ物がろくに手に入れられない野宿を続けることの説得的理由もつかず、以降の物語の流れがつくれなくなる。
 最初に読んだ時には、流れを追うのにいっぱいいっぱいな感じだったが、二回目になると、いろいろ細かいことにも気が回るようになった。

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