「半七捕物帳」の解説に、作者が江戸切絵図を眺めていたと書かれていたので、江戸切絵図に興味を持った。
人文社から出されている「新・江戸切絵図」を読むと、解説文中にその地がでてくる小説が紹介されていた。
その小説の中から、面白そうなのを選んで読むことにした。
「円周率を計算した男」、「日暮らし」、「天地明察」、「恵比寿屋喜兵衛手控え」、「耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前」、「北風の軍師たち」だ。
「天地明察」は新しい暦を作る話だが、最初の方に数学の問題が出てくる(角川文庫上巻24頁)。答えも示されるが、解法の詳しい説明はない(同113頁)。
文中の式の意味はわからないので、自分の方法で考えて見る。結局3日目でようやっとわかった。わかって見ると実に簡単だ。
問題は高さ9、底辺12の直角三角形の中に同じ長さの直径の円を二つ重ねずに三角形の辺に接するようにして入れたときの円の直径を求めるというものだ。答えは7分の30。
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