ファジーは、三角座情報局PIGとの調査でカルタン人が長距離用宇宙船で移住しようとしている情報を得た。
カルタン人ダオ・リン・ヘイは、長距離船の指揮を命じられ、入植先で入植地の建設に従事していたが、急遽本国に呼び戻された。入植地は、種族の伝説の地ラオ=ヘイと呼ばれており、二重銀河が重なる場所にある惑星でフベイと名付けられた。
ダオは、全知女性18名のうちの一人の後継者として呼び戻されたのだった。全知女性は高位女性に声によって指示を与え、最高権力者だったが、その存在は秘匿されていた。PIGは、帰国するダオから、プシ露を使った潜在能力者ポエルによって、全知女性の情報を得た。
ワリンジャーは、丸太の放射から身を守る膜を開発し、三名がその膜を使って丸太内に侵入したが、膜は十分なものではなかった。放射による影響を受けない原始的なロボットによって三人は救出されたが、その際に丸太内から植物の形態の知性体を連れ帰った。丸太内は異世界だった。
アラスカは、ライニシュの従者として、他の二名の従者と共に、カリュドン狩りに参加した。ダントンとテケナーは、アラスカとは別の従者二名を倒し迷宮を脱出した。二人は恩赦を求めて戦士イジャルコルのもとに向かった。アラスカはワイニシュから、ハトゥアタノの本拠地の位置情報を得ていた。
アトランは、一人用宇宙船で調査のためドリフェル内に入った。エイレーネは勝手に宇宙船内に乗っていた。二人はドリフェル内であり得る未来の世界を見た。それは、凪ゾーンによって宇宙のバランスがくずれて滅亡する惑星の世界と、現実世界に存在しない銀河の生存不能な惑星上のドーム内で暮らすカルタン人の世界だった。
12名の戦士は、エスタルトゥが存在しないという噂に対する対策を話し合うため、イジャルコルのもとに集まった。イジャルコルはエスタルトゥの本拠地での記憶がなかったが、エスタルトゥに会ったと言い、その証拠を持ち帰るため、再度エスタルトゥの本拠地に向かうことを約束した。そのとき、進行役と同種族のプテルスが現れ、それぞれの戦士に各一名のプテルスが指導者としてつくと宣言した。会議では、ムウン銀河のペリフォルが、ソトの依頼により銀河に番人の失われた贈り物を運ぶことがわかった。また、ダントンらが現れ、恩赦を得るとともに、これから開催される生命ゲームの運営に加わることが認められた。
トスタンとポーシーは、ツナミ艦乗員で事故にあい、多種族が存在する巨大宇宙船内で目覚め、ハイパー通信で救助を呼び掛けた。ワリンジャーはその通信を受信し、丸太から発せられていることを知った。
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