2023年1月26日木曜日

481~490 ローダン

  オリンプの皇帝アンソンは、オービターの基地がある惑星に上陸し、地下基地の中枢を目指した。そこで、転送機がある帰還の間を見つけた。

 バジスの近くに6隻の播種船が現れ、円状に位置した。円の中心にオーラに包まれたケモアウクが現れた。ローダンが目をかざすとケモアウクのそばに移動した。ケモアウクはローダンから目をとりあげ、共に姿を消した。二人は、物質の窪地に移動し、そこでそれに会った。

 ケモアウクは、ローダンを置き去りにして、バジスに戻り、物質の泉を探したが、成功せず、ローダンの助けが必要と分かり、ローダンを連れ戻した。ローダンは、ケモアウクの手を借り、それを物質の窪地から救い出したが、それはエネルギーが不足していた。物質の窪地で出会ったエルンストはそれに吸収され、バジスにいたコンセプトと旧ミュータントと現ミュータントも一部を残して吸収された。エネルギーを得たそれはエデンⅡに帰り、すべての意識を吸収した。細胞活性装置は、ウィトのものは残留したイルミナが受け継ぎ。、コレッロの装置は予備とされた。グッキー、ツバイ、ロイド、アラスカは残った。

 深淵の騎士に任命予定のサムカーは、別の子供とすり替えられた。偽騎士は、戦いで宇宙船を破壊され、保安ステーションに送られ、待機状態にあった。

 オービターの基地は別の深淵の騎士アルマダンが120万年前、ガルベシュ人を追い払い、再度の侵攻に備えて建設したもので、オービターは騎士の従者の呼び名だった。

 アルマダンの基地が活動を開始し、偽騎士も目覚めた。偽騎士は転送機でアンソンがいる帰還の間に出現した。偽騎士とアンソンは捕まって、別の基地に送られた。その基地で、偽騎士は深淵の騎士と認められたが、オービターの権力闘争に巻き込まれて死んだ。

 ジェン・サリクは、平凡な人間だったが、急に天才になった。サリクは、ティフラーに助言し、オービターの要求する退去期限を延長させることに成功した。

 重力震は、アルコン鋼を柔らかい物質に変え、建物と宇宙船の多くを使用不能にした。オービターは、これもガルベシュ人の攻撃と考え、ティフラーの元を訪れた。その場にサリクが現れ、オービターは、サリクを騎士アルマダンと認めた。

 ガルベシュ人は、撤退時に基地と子孫を残していた。基地が目覚めて、原始的生活を送っていた子孫を戦士として教育し始めた。

 ライレとケモアウクはローダンから目を借りて、播種船に赴いた。コスモクラートの指示で船を重力震の被害から逃れるための避難船として銀河に送るためだった。船の残存物の影響によってアンドロイドと指揮官が命令に従わなかったのだ。コスモクラートは物質の泉の操作による影響を止めようとしたが、できなかった。

 ライレは、パンカを連れ、小型艇で物質の泉に向かった。途中で、ライレは、パンカを残し、姿を消し、新しい目を手に入れて戻った。目の力で、ライレとパンカは物質の泉の入り口に行き、パンカは、コスモクラートがルーワーを滅ぼそうとしているのが、誤解であることを理解し、パンカの帰還を待つルーワーの船を呼び寄せ、ルーワーの基地に戻って、全ルーワーの誤解を解いた。

 ケモアウクは、一人で物質の泉を探しに行き、巨大な城を見つけた。その中で、生身の人間をライレと同じロボットに改造しているのを見つけた。その船では、生物の製造をした跡があり、自分たち強者が人工的につくられた生物であり、強者になる前の記憶がないのは、記憶が消されたのではなく、存在しなかったことを知った。

 ライレと同じ目をもつロボットは深淵の騎士になるはずだったのに、偽物と取り換えられてなれなかったサムカーだった。

 ローダンは、巨大な重力に向かっていることに気づき、それが、物質の泉だと考え、その重力を発する場所に向かった。


2023年1月16日月曜日

476~480 ローダン

 オービターは、オリンプを包囲した。アーガイリスは、オービーターの宇宙船に隠れて乗り込んだ。アーガイリスは、宙賊が乗り込んでいる宇宙船を突き止めて移乗した。その宇宙船は、一隻でオービーターの本拠地を目指した。オービーターを捜索中の人類の宇宙船が、偶然遭遇し、交渉しようとした。オービターは、宙賊7人を交渉人として人類の宇宙船に派遣した。オービーターの援軍が近づき、人類の宇宙船は宙賊を乗せたまま逃走し、地球に帰還して、宙賊をティフラーに引き渡した。

 ローダンは、物質の泉に向かい、その宙域にバリアによって侵入できない場所があることに気づいた。グッキーは、偶然発酵してできたニンジン酒を飲み、バリアを抜ける能力を得た。グッキーを乗せた小型艇は、バリアを抜けて惑星に降りた。

 目を手に入れたルーワーは、パンカを捜索に向かい、ローダンと同じ場所に到達した。ルーワーは目とニストルによってバリアを抜け惑星に降りた。惑星の住民は、ケモアウクの補完装置を守っており、ローダンらを攻撃し宇宙船を破壊したが、目によって、友人と認められた。ローダンは、補完装置を手に入れ、バリアを解除してもらって、バジスに帰還した。惑星住民に宇宙船を破壊されたルーワーもバジスに収容された。ローダンは、ニストルから目を受け取ってライレに返した。ライレは、目と補完装置を合体させ、ローダンに手渡した。

 地球が存在する銀河では、未知の病気が発生していた。原因は宇宙震にあった。オービーターの本拠地を捜索中の人類の宇宙船が、偶然子供たちを誘拐した宇宙船がある惑星を発見した。ティフラーは連絡を受け急行した。誘拐者はコスモクラートの指示により子供たちから病気の抗体を作成しており、ティフラーに抗体と子供たちを引き渡した。宇宙震は、危険になったパン・タ・ウラを破壊するために、引き起こされたのだった。

2023年1月10日火曜日

466~475 ローダン

  ローダンとアトランは、エネルギーに包まれていたが、転送機をくぐることでエネルギーをなくすことができた。

 ローダンは次にアリオルクの城に向かった。解体屋は移動機械を組み立てていたが、完成に近づくにつれ、アンドロイドがおかしくなり、指揮者も自身がアリオルクだという妄想に取りつかれた。これは、アリオルクの仕掛けた罠だった。ローダンが送り込んだミュータント達も同様の妄想に取りつかれた。

 ローダンとアトランは、妄想に耐え、目の補完装置を見つけ、バジスに持ち帰ると妄想の効果が消失した。

 エルンストはそれの声が生じた地点についた。そこには破壊された宇宙船が円を描いて回っていた。その円の中心にそれが引き込まれたらしかった。エルンストは単身、宇宙服をつけて円の中心に向かった。

 最後の宇宙海賊が罠にかかって、宇宙船を破壊されたが、首脳部7人は搭載艇で脱出した。基地に戻ったところで、未知のロボットに捕まり、宇宙船で連れ去られた。

 7人は、徹底的に検査され、複製が作られた。複製は、自らをオービターと名乗り、7人をガルベシュ人と呼んだ。ガルベシュ人の侵攻のシグナルを受信したというが、宇宙震による誤作動だった。

 テケナーはツォッターの遺跡で、ツォッター人が肉体を離れ、エネルギー体になり、サイコドは、肉体を離れることができなかった同胞を援助するために作られたことを知った。エネルギー体になった者の数が少なく安定しないため、更に数を増やす必要があったが、ツォッター人は退化してしまった。マルゴルはサイコドの影響を受けて生まれ、いずれ、肉体を離れてエネルギー体に加わることが期待されていた。

 それを知ったテケナーは、サイコドが多数保管されている惑星に向かった。マルゴルは、サイコドの影響を受け、同様にサイコドが保管されている惑星に向かった。サイコドを宇宙船に積んで、エネルギー流の中にいるときに、サイコドの力を借りてマルゴルは肉体を離れエネルギー流と一体になり、その宙域は安定化し、安全に航行できるようになった。

 アラスカは、カリブソと共に、ガネルクの補完装置を取りに人形の惑星に向かった。人形はガネルクであるカリブソが孤独を紛らせるために作ったのだった。アラスカは、補完装置を持って、バルディオクの城に向かった。カリブソは人形の惑星に残った。

 アラスカは、バジスとの合流点で、バジスを待ったが、バジスが現れる前に、城が通常宇宙に現れた。アラスカはバジスを待たずに補完装置を回収するために城に入り、城が物質の泉に向かう前に、装置を見つけてバジスに戻った。

 ケモアウクの城についた解体屋は、既に装置が完成しているのを見た。装置を動かした途端、ロボットに攻撃され、アンドロイドは全滅し、指揮者のみが残った。城は近くの惑星に降りた。ローダンは、城に入り、ケモアウクが残した資料で、ケモアウクが仕組んだことだと知った。惑星の住民を補助種族にするため、精神に干渉する機械も設置していた。

 補完装置を探したが、見つからず、指揮者は城を動かそうとしていた。城が動かされると城が爆破されるのもケモアウクの計画だった。その計画を知ったローダンは、装置が見つからなかったが、城から脱出した。

 ローダンは、ケモアウクの死体が城で見つからず、その生死も補完装置が城にあったかもわからず、まだ、あきらめずに装置の探索を続けることにした。

 宇宙海賊が捕まったが、同じ人間が複数つかまった。捕まった人間は、ティフラーらをガルベシュ人と呼んだ。テケナーは、ガルベシュ人の情報を求め、古代史を研究する学者のもとにいったが、わずかな手がかりしか得られなかった。

 オービターは艦隊でオリンプに向かった。宇宙海賊7人は、オービーターに成りすまし、艦隊にもぐりこんだ。オリンプが襲撃されることを知らせようと指令室を制圧したが、失敗した。

2023年1月1日日曜日

456~465 ローダン

  ルーワーのロボットはヘルクと呼ばれ、泉のマスター(パンカ・スクリン)のヘルクのニストルを調査したティフラーは、ニストルに歯がたたなかった。マルゴルがニストルを手に入れようとしているのを知り、あえて阻止しなかった。ニストルはハイパー泡の中でバヤと知り合い、協力し合って、目をマルゴルから奪い共に脱出した。脱出した先の惑星には、エルトルス人とシガ星人が入植していた。

 ムルコンの城のパンカは目の補完装置を手に入れ、転送機でロルヴォルクの城に向かった。カリブソは強者のガネルクだったが、招聘された時の集合場所の平原で、禁止された区域に入り、追放され、不死性を失い城に入れなくなった。

 不死性が、城に入る条件だと考え、ローダンとアトランが二人で搭載艇で城に向かったら、入ることができた。カリブソを連れて、再び城に向かい、目の補完装置を見つけ、パンカと共にバジスに戻った。ライレは補完装置がなくても目だけで物質の泉の向こう側に行けるので、直ちに地球に向かって目を返還するよう求めたが、パンカは目の返還を拒んだ。ライレとパンカは対立したが、とりあえず休戦することにした。ライレは泉の向こう側の存在をコスモクラートと呼んだが、それ以上の情報がなかった。ローダンは、ライレだけにまかせることはできないと考え補完装置の獲得を目指すことにした。

 エルンストはそれの声を聴き、救援に向かうことにした。アシュドンの精神を共に宿したコンセプトのエルンストは、ロボットのアクロバスと共に宇宙船で、エデンⅡをたった。

 地球には謎の飛行物体が飛来し、子供たちが誘拐された。誘拐された少女ダラニャは、戻された。

 バヤはハイパー泡に取り残されたマルゴル達を救うため、一人でハイパー泡に戻った。ハイパー泡から脱出した先は、ラール人のもと支配者ホトノレル・タアクの宇宙船だった。

 マルゴルは、ホトノレルを支配下に置き、生まれた場所の暗黒星雲に向かった。暗黒星雲の先住民ツォッターは、現在退化しているが、過去には高度に進化しており、その時、精神波を発する工芸品を作っていた。マルゴルの父は、それをサイコドと呼び収集していた。

 マルゴルは、親近感のある人間しか支配できなかったが、サイコドを利用するとそれ以外の人間も支配できることを利用することにした。

 サイコドをハルト人に与え、支配しようとしたが、光の守護者テングリ・レトスが気づき、サイコドを取り上げた。テフィラーもサイコドに支配されそうになったが、暗黒星雲生まれのミュータント三人が駆け付けサイコドを破壊して事なきを得た。

 マルゴルが暗黒星雲に人を集めているのを知ったテフィラーは、テケナーとジェニファーを潜入させた。潜入に成功したが、サイコドの影響を受けたジェニファーによって正体がばれて追われた。テケナー達は、ツォッターの古代遺跡に逃げ込んだ。テケナーはサイコドに免疫があったが、それは過去罹患した病気の抗原体によると考えられた。

 地球に謎の飛行物体の乗員一名が取り残された。その乗員はアンドロイドで、宇宙震が物質の泉と関係することを明かした。宇宙震により、宇宙船が破壊され、惑星も破壊される被害が生じていた。

 ローダンは、パルトクの城に向かった。城の中には、解体屋と呼ばれる者たちが、城を移動させる装置を組み立てていた。解体屋は、地球で子供たちを誘拐した者と同様アンドロイドを指揮していた。組み立てられた装置により、城が移動し、バジスに城が見えるようになった。同時にローダンとアトランが消えた。二人は微小存在になり、存在を感知できなくなったのだ。実は、二人が小さくなったのではなく、城が移動し大きくなったが、二人だけ元のままだったのだ。

 二人は、エネルギー流のなかにいたが、異物として追い出された。追い出されて通常の大きさに戻ったが、異常に大きいエネルギーを発し、そのエネルギーで城は破壊されいった。