ピラミッドダービーを見ていて、不思議に思ったことがある。料理人が自分がつくった料理を当てられるかという勝負で、テレビでやっている方法では、勝者を決められない場合があるのではないかということだ。
テレビのやり方は、自分がつくったのではないものから、あてていく。これだと、4つあるうち、最初か、二番目に指摘したのが本人が作ったものだった場合は、誰が勝者になるのだろうか。三番目に選んだのが本人が作ったものなら最後に残った人が勝者になり、最後に残ったのが本人のだったら、本人が勝者になる。
最初か二番目に選んだのが本人のつくったものだった場合に、残りの二つがどちらも本人がつくったものではないとわかっていながら、より本人に近いほうを本人に選んでもらうのだろうか。
今まで、本人が作ったものではないと指摘して本人のだったことはないが、だんだん数を減らしていく方法ではなく、いきなり本人がつくったと思うものを選ばせないと、方法としてはおかしいのではないだろうか。
ピラミッドということで、徐々に数を減らしていく方法にこだわりたいのかもしれないが、常にだんだん脱落していく方法がとれるわけではなく、無理に盛り上げる見せ方にこだわる必要はないと思う。
それに、この勝負で本人が勝っても、すっきりしない感じが残る。というのは、本人と区別がつかない味を出す人がいても、最後に二人残って、どちらを本人と当てるか確率は同じなので、本人が勝っても実は確率二分の一をたまたま当てたのか、本当に見極めたのか、テレビを見ている人間にはわからないからだ。おまけに、四人のうち最初の二人は確実に見破れることが前提になっているのだから、結局どの回も本人が勝てる確率は最低50%はあることになるのではないだろうか。
書いてからネットで検索したら、本人じゃないといって本人だったら、残り何人でも残った人が勝者になるということがわかった。
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