ピラミッドダービーを見ていて、不思議に思ったことがある。料理人が自分がつくった料理を当てられるかという勝負で、テレビでやっている方法では、勝者を決められない場合があるのではないかということだ。
テレビのやり方は、自分がつくったのではないものから、あてていく。これだと、4つあるうち、最初か、二番目に指摘したのが本人が作ったものだった場合は、誰が勝者になるのだろうか。三番目に選んだのが本人が作ったものなら最後に残った人が勝者になり、最後に残ったのが本人のだったら、本人が勝者になる。
最初か二番目に選んだのが本人のつくったものだった場合に、残りの二つがどちらも本人がつくったものではないとわかっていながら、より本人に近いほうを本人に選んでもらうのだろうか。
今まで、本人が作ったものではないと指摘して本人のだったことはないが、だんだん数を減らしていく方法ではなく、いきなり本人がつくったと思うものを選ばせないと、方法としてはおかしいのではないだろうか。
ピラミッドということで、徐々に数を減らしていく方法にこだわりたいのかもしれないが、常にだんだん脱落していく方法がとれるわけではなく、無理に盛り上げる見せ方にこだわる必要はないと思う。
それに、この勝負で本人が勝っても、すっきりしない感じが残る。というのは、本人と区別がつかない味を出す人がいても、最後に二人残って、どちらを本人と当てるか確率は同じなので、本人が勝っても実は確率二分の一をたまたま当てたのか、本当に見極めたのか、テレビを見ている人間にはわからないからだ。おまけに、四人のうち最初の二人は確実に見破れることが前提になっているのだから、結局どの回も本人が勝てる確率は最低50%はあることになるのではないだろうか。
書いてからネットで検索したら、本人じゃないといって本人だったら、残り何人でも残った人が勝者になるということがわかった。
2016年9月4日日曜日
2016年5月24日火曜日
しかしながら、
ジュリスト平成28年5月号の24ページ「しかしながら、」以下のところから話が見えなくなってしまった。
英国で保険業を行う場合は、法制度上、事業運営法人とリスク引受法人を別会社にしなければならないという記述の次に「しかしながら、」従来の我が国の外国子会社合算法制のもとでは、事業運営法人もリスク引受法人も適用除外要件を満たさないという記述が続く。
ついで、もっとも、従来は、英国の税率が合算税制が適用される税率を上回っていたので、この問題が顕在化しなかったと続く。
最後まで読み、適用除外要件に該当するように28年度税制改正で対応したことがわかった。ところが、どうして、合算してはいけないのかがわからない。
「もっとも」以下の記述中の「この問題」がどういう問題かわからない。
ネットで「外国子会社合算税制ロイズ問題」で検索し、昨年の税制改正の際の国会質問の中の以下の記述を読み納得した。
「英国のロイズ市場で活動いたします日本の損害保険会社に対しまして、英国の法制上の義務に沿って保険業務を二つの法人に分けるということになっておりまして、そうしますと、本来は経済実態のある事業活動を行っているにもかかわらず、各法人単位で見れば実態がないと判定されることも十分懸念されるわけでございます。」
「本来は経済実態のある事業活動を行っているにもかかわらず」の文章で、やっとことの本質がわかった。
ジュリストに書いている人は、通常一社で行っている事業を法制度上二社に分けたという説明で十分と思ったのだろう。でも、「しかしながら、」の前に追加の文章が必要な気がする。
英国で保険業を行う場合は、法制度上、事業運営法人とリスク引受法人を別会社にしなければならないという記述の次に「しかしながら、」従来の我が国の外国子会社合算法制のもとでは、事業運営法人もリスク引受法人も適用除外要件を満たさないという記述が続く。
ついで、もっとも、従来は、英国の税率が合算税制が適用される税率を上回っていたので、この問題が顕在化しなかったと続く。
最後まで読み、適用除外要件に該当するように28年度税制改正で対応したことがわかった。ところが、どうして、合算してはいけないのかがわからない。
「もっとも」以下の記述中の「この問題」がどういう問題かわからない。
ネットで「外国子会社合算税制ロイズ問題」で検索し、昨年の税制改正の際の国会質問の中の以下の記述を読み納得した。
「英国のロイズ市場で活動いたします日本の損害保険会社に対しまして、英国の法制上の義務に沿って保険業務を二つの法人に分けるということになっておりまして、そうしますと、本来は経済実態のある事業活動を行っているにもかかわらず、各法人単位で見れば実態がないと判定されることも十分懸念されるわけでございます。」
「本来は経済実態のある事業活動を行っているにもかかわらず」の文章で、やっとことの本質がわかった。
ジュリストに書いている人は、通常一社で行っている事業を法制度上二社に分けたという説明で十分と思ったのだろう。でも、「しかしながら、」の前に追加の文章が必要な気がする。
2016年5月8日日曜日
ジャンパースカート
パソコンで、作家二人をゲストに招いたトーク番組を見ていたら、女性ゲストがノダメの主人公がワンピースを着ているという発言をした。
それを聞いて「あれ、ワンピースじゃなくてジャンパースカートだよね?」と思った。
大人の女性が着るワンピースとジャンパースカートでは、印象も意味合いもかなり違う気がする。
こういう違和感が生じるのも世代の違いかと思った。
それを聞いて「あれ、ワンピースじゃなくてジャンパースカートだよね?」と思った。
大人の女性が着るワンピースとジャンパースカートでは、印象も意味合いもかなり違う気がする。
こういう違和感が生じるのも世代の違いかと思った。
2016年4月25日月曜日
青春の門
「青春の門」の第一部から第七部まで、一気に通し読みをした。初めて読むはずなのに、第七部だけ読んだ記憶がある。あれこれ考えあわせて、北海道新聞の連載小説で読んだという結論になった。
場所が江差町と函館市で、江差追分と北方領土問題が出てくる。第三部は函館市と札幌市が舞台になっている。
第八部は単行本化されておらず、未完になっているらしい。主人公は30歳になるまでは、自分のやりたいことを探して生活の安定は求めず、30歳までに見つからなければあきらめるつもりでいる。昭和9年(1934年)生まれで、第七部が1961年で終わっている。
30歳になって、自分が一生かけてやり続けたいことを見つけて、小説が終わるのだろうか。
作者本人はどうなのだろう。主人公が求めていたものを得たのだろうか。作者が80歳を超えても、小説が完結していないのは、一生かけても結論が出ない題材を選んでしまったからじゃないだろうか。
場所が江差町と函館市で、江差追分と北方領土問題が出てくる。第三部は函館市と札幌市が舞台になっている。
第八部は単行本化されておらず、未完になっているらしい。主人公は30歳になるまでは、自分のやりたいことを探して生活の安定は求めず、30歳までに見つからなければあきらめるつもりでいる。昭和9年(1934年)生まれで、第七部が1961年で終わっている。
30歳になって、自分が一生かけてやり続けたいことを見つけて、小説が終わるのだろうか。
作者本人はどうなのだろう。主人公が求めていたものを得たのだろうか。作者が80歳を超えても、小説が完結していないのは、一生かけても結論が出ない題材を選んでしまったからじゃないだろうか。
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