母親が、長年ため込んでいたものを整理していたら、30年くらい前に買った着物と羽織のアンサンブルの反物が手つかずで、でてきた。
私が、母親の付き合いで買わされたものだ。仕立ててから渡すと言われたものが、それっきりになっていたらしい。
図書館で縫い方の本を見ながら縫った。羽織のほうは、裏なし、そで口は三つ折りしてまつい、まちをつけずに簡単にして縫ったので、着物とあわせて一週間ぐらいで縫えた。
方法は簡単だと思ったが、襟の所は、技術的に難しく感じた。
羽織の襟は、数枚も重なりあい、仕立てたままで洗濯したら、季節によっては、乾くまでにカビが大量発生しそうだ。洗い張りする理由はこんなところにもあるのだろうか。
着物は家の中で気楽に着ると、利点が多い。まず、体温調節が楽だ。それに、脱ぎ着の際に足をあげなくてもよいのが楽だ。
これは、年をとって気付いたことだ。
着物に限らず、食べ物も年をとって、そのよさに気付いたところが、いろいろある。日本文化は年寄り文化のように感じる。
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