2015年9月2日水曜日

無趣味のすすめ

 図書館で「無趣味のすすめ」という題名を読み、退職した人に趣味を持てというのはよく聞くので、それを否定する生き方とはどんなものかと思い立ち読みした。
 「基本的に趣味は老人のもの」とある。老人は完全に対象外の本らしい。短文の随筆集で、冒頭の一遍を読んだだけで読む気がなくなり、借りるのを止める。
 読書が趣味という人は多いが、老人を対象読者とする本は少ない。老人だっていろいろ人生に思い悩み本に助けを求める人は多いと思う。
 老人でなくても働く必要がなく、多くの時間を趣味に費やすことができる人で、成果品が残る趣味を持っている人は、その成果品をどうしているのだろうか。
 働いていて、その余暇に趣味をやっている場合は、自分で使う分で消費できる。
 自分や家族で使っても余る場合、知り合いや友人にプレゼントする人は多いと思う。しかし、たいていの場合、もらった人は迷惑していると思う。
 時間がたくさんあると、作る量を必要な量に合わせるのは難しい。この問題について、ほかの人はどう解決しているのだろうか。
 完成に時間が多くかかる大作に取り組めばよいようなものだが、完成したときの達成感は、当分お預けになる。

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