買いたい本があり、ネットで見ると4月10日発売とあったので、買いに行った。
国道17号線沿いの埼京線北与野駅隣の書楽に行くと、売り場の3階が閉鎖されて1階と2階だけになっていた。去年発売の本はあったが今年発売の本がなかった。新都心のコクーン内にある紀伊国屋に行くことにした。
浦和の県立図書館も閉鎖され、人文関係の専門的な本は、また距離が遠くなったが、仕方がない粛々と新都心に行くだけだ。と思ったところで、「粛々と」なんて普段使わない言葉がつい思い浮かんだのは、最近ニュースで「粛々と進める」という言い方を「上から目線」と言うのを聞いて、「意味がわからない、この言い方がどうして上から目線なのか?」と疑問に感じたせいだと気付いた。
そこで、自分が「粛々と」と言う言葉を使った心境を考えてみた。
これは、余計なことを考えて文句を言ったり不平を言ったりせずに、淡々とすることをする、とでもいったつもりで使っていた。ここから、「粛々と進める」とは、作業を止めて話し合ったりせず、また、周囲の苦情を聞いてそれにとらわれたりせずに、自分だけでどんどん進めますよ、という意味になると気付いた。
弱い立場の人間が使えば、むしろ忍従的態度なのに、立場が強い人間が使えば、「上から目線」ないい方になりそうだ。
問題の本は紀伊国屋に行ってもなかった。家に帰ってから気づいたが、今日が11日のつもりでいたが、10日だった。扱いを止めたのではなく入荷前だったのだろう。
とはいえ、午前中とはいえ発売日当日に買えないのは、やっぱり東京に近いとはいえ、さいたま市は田舎なのだろうかと思う。
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