2014年11月25日火曜日

司法試験

 論究ジュリスト2014年秋号を読んでいたら、次の記述があった。
 「例えば、司法試験を考えてみましょう。合格できなかった人の意見はもちろん参考にはなりますが、それだけを聞いていてもこうしてはだめということが分かるだけで、合格するために必要な道筋は見えてきません。合格へのプロセスは、合格した人の話を聞く必要があります。合格した人から、どういうスケジュールで、どういう勉強をし、どういう戦略で取り組んでいったのかということを聞いて初めて合格への道筋、モデルプランが見えてくるのです。失敗談だけでは、こうやって失敗した、こうやったほうが良かったかもしれないといったアイデアしか出てきません。」(224頁)
 これを読み、「浜井浩一さんは、司法試験に合格しているんだっけ?」と思い、「一発合格の人には、自分のやり方のどこがよくて合格したかわかっているのだろうか?普通、人は失敗から学ぶんじゃないのか?旧試験の時代の合格体験記は何度も失敗してから合格した人が書いていたものだが、ロースクールになってからは、普通の人は卒業年に合格するんじゃないのか?というか、ロースクールのカリキュラムをちゃんとこなしただけで合格できなければダメだろう。」という感想を持った。
 浜井浩一さんは、現在、龍谷大学の法科大学院の教授をしているようだ。大学のHPに二人の方の合格体験記がのっている。この合格体験記からどのようなモデルプランが出てくるのだろうか。一般的な受験生にとってどういうところが参考になるのだろうか。

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