2014年1月31日金曜日
クリスティ文庫(8)
ポアロは、ベルギー人だが、そうと知らない人には見た目で外国人と判断されフランス人と思われる。どういうところで、そう思われるのか特に説明はない。言葉で説明できないことなのか、読者にとっては説明不要のことと作者が思ってのことかは、よくわからない。
イギリスの伝統的朝食は、ベーコンに卵らしい。夕方5時のお茶には、バターやジャムをつけたパン、ケーキ、きゅうりのサンドイッチなどを食べるようだ。戦後(第二次世界大戦後)は、その習慣も廃れたようだ。
小説の食べたり飲んだりするシーンは、けっこう楽しめるものだが、今のところクリスティの小説では、簡単な朝食とお茶の場面以外で、どんなものを食べているのかが、よくわからない。
短編でクリスマスのごちそうが出てくるところは、おいしそうなのだけれど料理の名前を見ても残念ながらどういう料理なのかがわからない。イギリス料理はどうも日本人にはなじみが薄いように感じられる。
2014年1月30日木曜日
クリスティ文庫(7)
自分がやっている机の中の整理方法は、引き出しの中に小箱を入れ、その小箱の中に物を入れるというものだ。
もちろん、一つの箱の中には同じ種類の物を入れる。何をどの箱に入れるか、意外と難しいことがある。例えば、AとBの両方の性質を持つ物をAの性質をもつ物を集めた箱に入れるか、それともBの性質を持つ物を集めた箱に入れるか、それとも箱を分けずに一緒にするか。
整理整頓とは、いかに分類するかという問題だと思う。
引き出しの中に無駄なスペースをつくらないために、四角の箱を使っている。
ポアロは、物事は秩序正しく考えるべきと話し、極端に几帳面だ。曲線を嫌い四角いものが好きだ。卵型の頭を持ちながら、四角いゆで卵を望み、従僕に四角いホットケーキを作らせる。ここまでくると、読者の笑いを狙っているとしか思えない。
ただ、ポアロの変人ぶりを、毎回同じように書いたのでは読者も食傷気味になる。シリーズ最後の方では、ゴビイという情報屋の変わった習性についての記載の方が楽しみになる。
どこが変わっているか、第30作目『第三の女』で「彼はだれに対しても面と向かって話しかけることはな」いと説明されている。この彼の習性でユーモアたっぷりの文章が書けるところがクリスティのすごいところだと思う。彼の登場シーンを読むために、もう一度読んでもいいと思う。ただ、残念なことにほかのどの作品に登場したか、よく覚えていない。登場人物のリストに載っているのは、32作目の『象は忘れない』だけのようだ。もっと有名になってもいい人物だと思う。
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