2019年8月20日火曜日

それゆけ、ジーヴス(3)

 シリーズ第三作目だが、内容的には第一作目より以前の時期のものがある。
 短編集。長編と関係してくるのは、バーティーの婚約者フローレンス・クレイが婚約破棄する話と、コックのアナトールがダリア叔母さんの家にくる話。
 

2019年8月13日火曜日

サトクリフ

 サトクリフの歴史物語の作品をほぼ年代順に並べてみた。
1.太陽の戦士
2.英雄アルキビアデスの物語
3.ケルトの子馬
4.闇の女王にささげる歌
5.第九軍団のワシ
6.ケルトとローマの息子
7.銀の枝
8.王のしるし
9.辺境のオオカミ
10.三つの冠の物語
11.山羊座の腕輪
12.ともしびをかかげて
13.落日の剣
14.アネイリンの歌ーケルトの戦士の物語
15.夜明けの風
16.ヴァイキングの誓い
17.剣の歌ヴァイキングの物語
18.運命の騎士
19.シールド・リングーヴァイキングの心の砦
20.ロビンフッド物語
21.イルカの家
22.ほこりまみれの兄弟
23.女王エリザベスと寵臣ウォルター・ローリー
24.白馬の騎士、愛と戦いのイギリス革命
25.はるかスコットランドの丘を越えて
26.血と砂、愛と死のアラビア

<伝説、神話、ファンタジー>
27.トロイアの黒い船団
28.オデュッセウスの冒険
29.炎の戦士クーフーリン
30.黄金の騎士フィン・マックール
31.ベーオウルフ
32.アーサー王と円卓の騎士
33.トリスタンとイズー
34.アーサー王と聖杯の物語
35.アーサー王最後の戦い
36.竜の子ラッキーと音楽師
37・子犬のピピン




2019年8月12日月曜日

よしきた、ジーヴス(2)

 バーティーの友人のイモリ好きのガッシーが、一目ぼれしたマデライン・バセットと婚約するまで。
 バーティーのダリア叔母さんの娘アンジェラとその婚約者タッピーが婚約破棄してから仲直りする。
 ダリア叔母さんのコックのアナトールが辞職しようとし、ガッシーが生徒の賞状授与式で騒動を起こす。

2019年8月2日金曜日

比類なきジーヴス

 友人のビンゴ・リトルが次々に女性を好きになっては振られ、最後に小説家ロージー・M・バンクスと結婚するまで。
 その途中バーティー・ウースターは、精神病医師サー・ロデロック・グロソップの娘オノリアに求婚されたと勘違いされて婚約するが、父親のグロソップに精神病患者と思われて、婚約破棄される。
 ビンゴの伯父ビトルシャム卿にも同様に精神病患者と勘違いされる。

2019年6月27日木曜日

サトクリフ「辺境のオオカミ」

 イギリスがローマ帝国の属州だった時代の話。三冊書かれた後、時間を置いて書かれた四作目。
 これは、児童文学の分類でいいのか疑問に思う。子供に理解できる文章としては難しいように思うからだ。文章そのものは前の三作同様平易で、抽象的で形而上的な文章はないが、事情を直接説明する文章がなく、自分で文章のその先を推理しなけければ、意味がわからない箇所がたくさんある。
 主人公が砦の指揮官だったときに、敵が攻めてくる。救援を呼ぶため狼煙は霧のため役にたたない。そこで、使者を三人出すが、三人の死体を敵に見せられる。二体は砦の中に投げ込まれるが、一体は、砦の塀を超えられず塀の外に落ちる。
 救援が来る前に全滅しそうなので外に出て近くの砦に向かおうとするが、副官にこういう場合は、動かず救援を待つ規則になっていると反対される。結局、反対を押して、外に出て、途中で全滅しそうなところに、味方の救援がくる。
 どうして、予想に反して早く救援がきたのか?
 主人公は上官に、殺された三人の顔を確認したか、敵が負傷者か年寄りを一人犠牲にして、勝利しようとしているとは考えなかったのかと聞かれる。
 結局、使者の一人は生きていて、救援を頼めたということだ。しかし、この結論を直接読者に伝える文章はない。でも、どういうことか、じっくり考えるとわかる事実は示されているし、その結論を導き出すのは、そう難しくはない。そして、あっさり結論を示されるより、自分でその結論に達した方が、「そうか、そういうことだったのか、なんと愚かだったか、もっと落ち着いていれば・・・あのまま砦で救援を待ってさえいれば・・・」と主人公が思ったであろうことを読者が自分でしみじみ感じ、考えることだろうと思う。
 その方が余韻がある。
 このように、読者が文章を読み解かなければ意味が分からない文体で進む。
 中盤で子供の読者は理解できているのか心配になってくる。 
 ネットの感想を読むと文章のわかりにくさを翻訳家のせいにしているのを見かけた。
 これは、翻訳のせいではなく原文のせいだと思うが、子供用にわかりやすく翻訳する方法もあったとは思うが、どうだろうか?
 おもしろい児童文学は大人になって読んでもおもしろいが、子供の時に読みたかったと思うときも時々ある。これは、今までとは違う意味で子供の時読んでみたかった。どこまで理解できたか、とても興味がある。
 ただ、題材的にも大人の方が読んでおもしろいのではないか。大人の方が、上司と衝突して自分の考えどおりできず、いろいろ思うことが多い。この状況は、子供が親や先生や友人が求めていることと違うことをしたがるのとは、かなり違う。
 凝った文体になったのは作者が簡単な文章に飽き足らなくなったのか、ストレートに書いてしまうと重みにかけて内容にそぐわないと思ったのか。
 ただ、わかりにくいヒネッタ文章という点では、ディケンズの方がはるかに上をいっているように思う。
 謎解き好きはイギリス人の特徴なのか、ハリー・ポッターもファンタジーやホラーというよりはミステリー小説としておもしろかった。

2019年5月10日金曜日

トルストイの「跳躍」

 河出書房新社のトルストイ全集13「民話と少年物語」の「跳躍」を読みながら、「これは、読んだことがある」と思った。
 小学校の教科書か、テスト問題で読んだ。「このときの登場人物の気持ちは?」という問題に答えた記憶がある。
 船の上で、少年がマストのてっぺんに上り、墜落して死にそうになるとき、父親が飛び込めと声をかけ、海に飛び込んで助かるという内容だ。
 子供の頃読んだきりで、50年も忘れない話を書くとは、さすがトルストイだと思う。
 

2019年4月23日火曜日

北海道新幹線の座席指定

 新函館北斗駅で乗車して大宮駅で下車し、京浜東北線に乗り換える場合。
 座席指定は8号車の通路側にとり、下車15分前にデッキに出て進行方向に向かって左側に位置し、新幹線改札通過後向かいの改札から中央通路に出て、東側乗車口からパスモで入場すること。
 下車駅で清算もできるが、並ぶ場合がある。
 改札入った後の通路は階段を駆け上がってくる人などがいて、人とぶつかる危険の点では、中央通路を通った方が安全。
 駅ネットで自分で座席指定ができるが、システムに任せてみた。今後AIで最適な座席指定をしてくれることを期待したい。
 

2019年3月9日土曜日

新書太閤記

 吉川英治の「新書太閤記」を読んだ。
 明智光秀が織田信長を殺した事情は、今風に言うと「上司のパワハラにより精神的に追い詰められ正常な判断ができなくなったから」だと思う。
 つい、赤穂浪士を連想した。
 もともと殺人動機としては、恨みによるのが普通で、自己や他人の利をはかったり、世の中のためを思ったりする場合のほうが少ないように思う。
 ただ、この当時は、政治的な動機で戦争をするのが通常だし、もともと頭がよく理性的な人間が、後先考えず感情的に行動したとは考えづらく、つい、深読みしてしまうようだ。
 でも、最近のニュースなどをみると、「パワハラによるストレスのため」というのは実に説得的だ。
 さすがは、吉川英治だと思う。作品が時代遅れにならない。
 主人公が秀吉だが、晩年の朝鮮出兵の前で作品が終わっている。三国志も諸葛孔明が死んだところで終り、最後のあまりおもしろくないところは割愛しているので、単純に秀吉のしたことが面白くなくなったから終わったのだとは思うが、日本の植民地政策との関係で時代的に難しい点があった影響もあったのではないだろうか。
 光秀の重臣の斎藤利三の娘が後の春日野局(家光の乳母)だということを知った。「光」といえば光秀の「光」、いとこの名も「光」がついている。明智家で代々つける字だとするとなにか因縁を感じる。どうして誰が「光」の字を選んだのだろう。

2019年1月6日日曜日

トム・リプリー

 ハイスミスの小説の主人公トムが、5作品で何人殺害するか数えてみた。
 有名な映画「太陽がいっぱい」の原作では二人。二作目「贋作」では一人。三作目「アメリカの友人」では五人。三作目「リプリーをまねた少年」では一人。五作目「死者と踊るリプリー」では誰も殺していない。
 全部で9人になる。作者の死で結果的に五作で終わったが、作者が長生きしたら六作目もあったのではないか。どんな内容になるか考えてみるのもおもしろい。
 一作目は三回、二作目以降は二回読んだ。結構忘れている。トムが結婚していることは完全に忘れていた。

2018年11月21日水曜日

初暖房

 2018年11月21日、朝起きたら室内気温17度、今年初めて気温20度を下回ったので、暖房を入れる。
 服装は、毛糸のセーターにして、外出時にコートを着用することにした。