2023年5月24日水曜日

581~591 ローダン

  地球を襲った第6、第7の禍により、人類は微小にされ、ヴィールス・インぺリウスを操作する構成要素になった。

 エルンストは死んで保存されていた自分の体に入って地球に戻っていた。死体のため、微小化は免れた。タウレクはグレイの回廊の穴を見つけ地球に着いた。影の存在のチュトンは、タウレクと合体し、タウレクはヴィシュナと同格になり、ヴィシュナを説得し改心させることができた。タウレクをチュトンと分離したのは、ヴィシュナの仕業だった。

 ヴィシュナは地球と月を元の場所に戻し、人類を元の大きさに戻した。一部の人間はそのまま、ヴィールス・インぺリウスの操作を続けた。エルンストは崩壊した肉体の代わりにヴィールスで構成された肉体を得た。エルンストとタウレクとブルは、ゴルゲンゴルの鍵をさした。これは、アルマダの炎と同じ性質を持ち、ローダンに対し標識灯になるものだった。

 アトランはインパルスを発するものの後を追い、アルマダ蛮族が集結している場所についた。すでに蛮族の一部隊がアトランをアルマダ中枢の使者と認めて従っていたが、すべてのアルマダ蛮族がアトランに従うようになった。

 ローダンは、アルマダ王子に導かれアルマダ中枢を目指した。中枢に近づいたときに前方に壁が現れ、門番が現れ、合言葉を要求した。アルマダ王子は記憶を無くし合言葉を言えなかったが、ローダンらが試練を乗り越えたときに、第1と第2の合言葉を思い出し、ローダンが第3と第4の合言葉を見つけ出した。

 門を通過すると前庭で、前庭を守る門閥の抵抗があったがそれを切り抜けた。門閥の母の救助の求めに応じたが、救うことはできなかった。門閥の母は最初のアルマダ部隊だった。

 アルマダ工兵に捕まったウェンデンバーグ支持者は薬品により個々の体を失い合体して一つの生物になっていた。工兵はこの生物を操り、新たなアルマダ支配者と認めさせ、影の支配者になる計画だった。


0 件のコメント:

コメントを投稿