2022年12月22日木曜日

446~455 ローダン

  目がピラミッドに隠されたのは、目がエジプト人に働きかけたためだった。

 ローダンは、ラルドに指令室に乗り物に隠された物の搬入を命じられた。ローダンは命令を果たした。搬入された物はロボットのライレだった。ラルドはライレだった。

 ライレはルーワー人に左目を奪われ、物質の泉の向こう側に行けなくなった。目を捜索するためバルディオクの船に隠れたが、招聘され平原に向かったバルディオクは裏切りがばれて処罰され戻らなかった。ライレは船が見つからないよう場所を移動させ、銀河住民のウィンガー人に神と信じさせ、目を探させていた。バルディオクは招聘される前に、自身の手下にするために近くの惑星に住むアンスク人を船に連れてきて知性をつける実験を始めていた。アンスク人はライレの気づかぬうちに知恵をつけ、指令室の支配をライレから奪ったのだ。

 ルーワー人は、大群の建設に関わった種族だが、他の建設に従事した種族は退化し、ルーワー人も物質の泉の向こう側にいるものによって退化させられると考え、先制攻撃のため物資の泉の向こう側に行くための鍵となる目を奪ったのだ。しかし、その鍵に合う物質の泉は特定のものに限られ、それを探し出せずにいた。探し出すまでの間に奪われないように当時まだ生命が誕生していない地球に隠したのだった。

 ルーワー人の物質の泉を捜索していたパンカ・スクリンは物質の泉は発見したが、目の補助装置が存在する強者の城が見つからなかった。パンカは未知のロボット船に捕まり連れて行かれた先が、強者の一人ムルコンの城だった。城に招待されて住み着いたツァフール人が、城の主人だと考えて連れてきたのだった。ツァフール人は人口過剰で近くの惑星に移住したがっていたが、宇宙船に乗っても城に戻ってくるだけで城から離れられず、ロボット船に乗り込んで離れることも失敗していた。パンカは城を調査しようとするが、ツァール人は複数のグループが対立しており、自身が優位に立つため、パンカを独占しようとし、調査を妨げられた。

 パン・タ・ウラの平和を保つため、昆虫種族のアンスク人の母星から若い後継者候補の女王に来てもらった。女王の出すオーラはすべての生物に作用し、平和が保たれた。

 ライレは、転送機を船の外郭につけ、転送機を離れた宇宙船から操作して、通常空間とハイパー空間の隙間に置いた。ライレは、バジスに乗って、目の捜索に同行することになった。プロンドフェアは、ウィンガー人が徐々に神の支配から脱し独立できように自分の世界に留まることにしたが、デメテルはダントンに同行しようとバジスに戻った。

 ソルは、ソル生まれのソラナーに引き渡され、いずこかに去った。

 パンカの後を継いだクプは、目を発見したとの報告を受けた場所に向かい、火星にいる同族に連絡をつける前に、保安担当責任者のテケナーに止められた。

2022年12月12日月曜日

436~445 ローダン

  バジスは目標銀河に到着した。銀河の住人プロンドフェアは神に招聘された。招聘された者のその後の消息は秘密にされていた。

 バジスはパン・タ・ウラがあるとされる宙域の惑星に小型艇を派遣したが、攻撃を受けた。近くにいたソルに救出されたが、ハイタワスとデメテルは行方不明になった。

 プロンドフェアは秘密を探ろうとしたが拘束され、転送機で未知の場所に送られた。ハイタワスとデメテルも一緒に転送され、デメテルは自身も神に招聘された者だったことを思い出した。招聘された者は目を捜索するために宇宙船で派遣されたのだった。

 ハイタワス達が送られた場所は、ラルドに支配されており、巨大な宇宙ステーションと推測された。

 ルーワー人は、隠していた大事な物を取り出すため地球に向かった。その物は現在、ピラミッドの中にあった。取り出しに失敗し、ティフラーはピラミッドに秘密があることを知り、調査隊を送った。調査隊が未知の物体を取り出す前にミュータントのマルゴルが横取りした。

 ハイタワス達はラルドからラルドの支配が及んでいない地域の偵察を命じられた。その地域には、雑多な植物と生物が生息していた。その生物に拘束された場所で、同じく捕まったカリブソに会った。カリブソは、パン・タ・ウラを探し出し、中に入り込んでいたのだった。パン・タ・ウラは隠した場所から移動され、一部を通常空間に残りはハイパー空間にあった。カリブソは、一行を搭載艇に導き、搭載艇で脱出した。搭載艇はソルに収容された。

 ローダンは、絶滅した種族に成りすまし、目の捜索から帰還したように見せかけた。

 ローダンらはラルドのもとに送られ、ラルドの勢力が及ばない地域の制圧を命じられた。

 マルゴルが横取りしたのは物質の泉に至る鍵となる目だった。ルーワーは物質の泉を発見したので、隠していた目を取り戻そうとしていた。マルゴルはその目を使ってハイパー空間に出入りできることを発見した。

2022年12月1日木曜日

426~435 ローダン

  バルディオクは、眠っており夢の中で勢力を拡張していた。ローダンが、バルディオクを目覚めさせると、小陛下と黒い宇宙船の異人への指示は止まった。

 アトランは、ローダンを見つけた。ローダンは、ソルでバルディオクの脳をテルムの女帝の惑星に運び、テルムの女帝は脳と統合した。

 バルディオクは隠した船の位置をローダンに教えた。船の名前はパン・タ・ウラだった。

 地球が太陽系に戻り、新人類は地球に移住した。植民地と懲罰惑星からも人が流入した。ティフラーは選挙で主席に選ばれた。

 ヴァンネと光の守護者のテングリ・レトスは、”それ”からパン・タ・ウラを探すための遠征艦を出すよう伝えられた。

 月の地下では、アフリー時代に開始された計画を変更して大艦船の建造が進められていた。船はバジスと名付けられ、パン・タ・ウラ捜索に使われることになった。隊長は選挙で選ばれた主席科学担当のペイン・ハミラーだった。船には、クレタ島の神殿地下に眠っていたデメテルも乗っていた。デメテルは目覚めた時に記憶を失っていたが、パン・タ・ウラと何らかの関連があると考えられた。ロワ・ダントンは同行しない予定だったが、艦船で追いかけて、バジスに乗り込んだ。

 テングリ・レトスは別行動をとった。