2014年1月31日金曜日

クリスティ文庫(8)

 
 ポアロは、ベルギー人だが、そうと知らない人には見た目で外国人と判断されフランス人と思われる。どういうところで、そう思われるのか特に説明はない。言葉で説明できないことなのか、読者にとっては説明不要のことと作者が思ってのことかは、よくわからない。
 イギリスの伝統的朝食は、ベーコンに卵らしい。夕方5時のお茶には、バターやジャムをつけたパン、ケーキ、きゅうりのサンドイッチなどを食べるようだ。戦後(第二次世界大戦後)は、その習慣も廃れたようだ。
 小説の食べたり飲んだりするシーンは、けっこう楽しめるものだが、今のところクリスティの小説では、簡単な朝食とお茶の場面以外で、どんなものを食べているのかが、よくわからない。
 短編でクリスマスのごちそうが出てくるところは、おいしそうなのだけれど料理の名前を見ても残念ながらどういう料理なのかがわからない。イギリス料理はどうも日本人にはなじみが薄いように感じられる。

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