2023年2月24日金曜日

511~520 ローダン

  イホ・トロトは、通常脳を支配され、異常行動を始めた。拘束されたが、逃亡した。

 時間転轍機が数十万年先の未来の物体や生き物を吐き出していることが年代測定から知れた。一定の時間が過ぎると未来から来たものは消えた。

 惑星クールスで、公爵グーの主催で競技会が行われ、マラガンは出場した。協議会の目的は特別な能力者を見つけることで、勝者は姿を消す。マラガンは競技前に兄弟団に誘拐され、スプーディを入れられ、全部で4体持つことになり、兄弟団のスパイになるよう洗脳された。

 マラガンは競技会終了後姿を消し、ベッチデ人二人は公爵の宇宙船に乗り込んだ。公国の拡大に関わっていた艦隊が手詰まりになり、ベッチデ人二人が派遣された。艦隊には既にマラガンもおり、三人で問題を解決した後、スプーディ船に乗せられた。スプーディ船はソルだった。

 ローダンは時間転轍機を破壊しようとしたが、失敗した。キーウプは無人惑星で研究を再開したが、途中で行方不明になった。バジスは、騎士を任命する惑星に向かって出発した。バジスに搭載された新しいポジトロニクスは、ハミラーが開発し、ハミラーと呼ばれていた。デメトルの希望で、ダントンと共にバジスに乗船したが、デメトルは仮死状態になっていた。

 トロトは、再度拘束されたが、衰弱死しそうになり、ローダンは、トロトが行こうとしているデポに行かせることにし、わざと逃亡させた。デポの位置が、遠く、トロトがバジスを乗っ取ろうとすることを察知したローダンは、バジスに連絡し、トロトをバジスに搭乗させた。

 キーウプが最初に実験して、怪物を出現させた場所に少女が出現した。少女は不思議な能力を持ち、ハンザ中枢部に現れた。ローダンは、セト・アポフィスとハンザの隠されていた目的も公表した。

 マラガンは、ソルのポジトロニクスのセネカを操作し、ソルを乗っ取った。セネカは賢人と交信し、逆にマラガンを支配下に置き、マラガンを多数のスプーディを入れた球体とチューブでつないだ。マラガンは、兄弟団に洗脳されたことを思い出し、洗脳を解かれた。

 公爵の一人が事故死し、葬式とスプーディ船の到着の式典がクランで行われる日に、公爵暗殺事件が起きた。公爵グーが怪我をし、公爵カルヌウムは、独裁者になり、賢人を排除しようと演説をし、市民も賢人排除を支持し、兄弟団は表に出てきた。

 賢人は、ベッチド人三人と公爵二人を自らの宮殿に招き入れた。

2023年2月16日木曜日

501~510 ローダン

  ローダンは宇宙ハンザを設立した。表向きは商業団体だが、”それ”に敵対する超越知性体の攻撃に対する防衛を目的とする。本来の目的は秘密にされていた。

 設立後400年後。惑星キルクールに住むベッチド人はソルの乗員の子孫だった。祖先が反乱を起こしたため、惑星に置き去りにされたと伝えられている。狩猟と原始的農業で生活し、ソルが迎えに来てくれることを待っていた。惑星に宇宙船が来たが、ソルではなく星間帝国の船だった。公爵と賢人が統治していた。支配種族クラン人は、頭にスプーディという虫のような生物を埋め込んでいた。この生物によって知性が向上するという。ベッチド人三人は、頭にスプーディを埋め込んで宇宙船の乗員として惑星を離れた。

 三人はソルを探すため、艦隊を離れ首都の賢人に会おうとした。途中、ベッチド人の一人は頭にもう一匹スプーディを埋め込み、より能力を高めた。賢人の従者がベッチド人と姿が似ているという情報を得た。

 ローダンは宇宙空間に出現した謎の異星人キーウプを保護した。キーウプは記憶を無くしていたが、研究者で、ヴィールスの研究をしていることは覚えていた 

 姿を消していた深淵の騎士サリクが地球に戻ってきた。サリクはローダンの金庫からなくなった細胞活性装置を保持していた。サリクはローダンに深淵の騎士に任命されるため、遠くの惑星に赴くことを勧めに帰ってきた。

 敵の超越知性体は、謎の方法により工作員を使っていた。普通の人間が突然使命を与えられ、指名が終わるとまた普通の人間に戻り、工作員の間の記憶を無くしているのだった。


2023年2月1日水曜日

491~500 ローダン

  物質の泉の前に多くの天体が集められたことで宇宙震が起きた。ローダンとアトランが、ライレに連れられて、天体を次々に訪れると、天体は次々に崩壊していき、物質の泉は正常に戻った。二人の細胞活性化装置の影響によるらしい。その後、ライレは、アトラン一人を物質の泉の向こう側に連れていった。ローダンは、アトランの帰還を待たずに地球に帰るように告げられた。

 ガルベシュ人司令官は、騎士の腹心から入手していた、騎士の基地の情報を使って、味方と信じさせて、オービターの基地に入り込んだ。司令官は、オービターの遺伝子を操作してガルベシュ人に従うオービターを作り、艦隊を指揮下に置いた。

 6隻の播種船は、銀河に到着し、テケナーが受け取り、テフィラーのもとに届けた。

 騎士のサリクは、オービターの基地でガルベシュ人司令官と直接対決し、司令官は正体がばれて基地を逃げ出した。宇宙空間に出ると正常な動作ができなくなった。マルゴルが肉体を捨ててツォッター人の精神と一体となった時に出るようになった放射の影響によるものだった。これも騎士が用意したものだった。

 ガルベシュ人は、用意していた基地に向かったが、地下の基地は瓦礫に埋もれ、使用不可能になっていた。その惑星で、銀河諸種族の艦隊に攻撃され、オービターの艦隊は破壊され、その後、訪れた惑星で、部下も全滅し、司令官のみが逃れた。

 突然、マルゴルが発する放射線が変化して、ガルベシュ人は正常に戻ったが、逆に騎士の様子がおかしくなった。騎士が、放射線を安定させるスィッチを誤って切り、オービターが装置を完全に破壊したため、元に戻せなくなったのだ。騎士のオーラが遮蔽され、騎士はオービターを命令に従わせることができなくなった。騎士と連絡がとれなくなったティフは、テケナーを基地に派遣し、テケナーの宇宙船で騎士は、ガルベシュ人を追った。

 騎士とガルベシュ人は惑星で対決し、ガルベシュ人が勝ったが、テケナーに宇宙船を破壊されたガルベシュ人は、騎士が勝利したように見せかけ、騎士がテケナーの宇宙船に乗り込む際にこっそり乗り込んだ。ガルベシュ人は対決前に自身をロボットに改造していた。

 マルゴルの放射を完全に破壊しようとしたガルベシュ人は、騎士を支配して、騎士からツォッターの惑星に飛ぶようテケナーに依頼した。ツォッターの惑星についたときに、マルゴルの放射は消えており、騎士が本来の能力を取り戻し、ガルベシュ人をサイコドの中に閉じ込め、ガルベシュ人に勝利した。

 ローダンは、地球に戻る前に騎士に会い、騎士が、権力を求めて銀河の平和を脅かす心配がないことを確認して地球に戻った。

 それは、最後の騎士を助けようとして物質の窪地に落ちたのだった。最後の騎士が危険に陥っているというのは、敵のデマだった。ローダンは、それに呼び出され、敵について情報を与えられた。超越知性体が進化すると物質の泉になるが、進化に失敗すると物質の窪地になる。敵は、物質の窪地になりかけている超越知性体だった。コスモクラートの使者は、個人用に調整された細胞活性化装置二個をそれに届けた。保持者を捜索し、アトランとローダンを見つけたのだった。ローダンを見つけた時、ローダンはまだ子供だったので、すぐには装置を渡さず、保持者としてふさわしいかみるため試練を与えたのだった。

 それの敵に対決するため、宇宙規模の交易組織ハンザ同盟をつくり、これまでの年の数え方を改めることになった。